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オリンパス、デジタルイメージングサービスサイト“Visual Town”を開設

2000年07月12日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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オリンパス光学工業(株)は12日、会員制ウェブサイト“Visual Town”を同日付けで開設したと発表した。デジタルカメラで撮影したJPEG画像やWAV形式の音声データをアーカイブ(保管)するサービスや、オンライン手続きによるデジタルプリントサービスなどを提供する。同サイトでは2001年3月末までに、10万人の会員獲得を目標にしているという。

アーカイブサービスの画面例
アーカイブサービスの画面例



“Visual Town”の入会金は無料。月500円の会費で、ID/パスワードとともに、標準で100MBの容量と、個人のアーカイブ用ページ“マイボックス”が割り当てられる。10MBの容量を無料で1年間使えるトライアルメニューも用意する。会員は、ウェブサイト内に用意されたファイル送信フォームを利用して、JPEG/WAVファイルをアップロードできる。また、ID/パスワードを別個に用意し、“マイボックス”に登録したファイルの一部を知人に公開することもできる。

デジタルプリントサービスは、“マイボックス”に登録した画像をプリント(紙焼き)できるというもの。オンラインで注文と決済ができ、ユーザー指定の住所に宅配する。DPEサービスでは(株)デジプリと、宅配は西濃運輸(株)と提携している。

プリントサイズはL/2L/A4/ポストカードサイズから選択する。サービスの基本料金は400円で、1枚あたりのプリント料金は40円~250円。WAVファイルを指定すると“スキャントークコード”*を同時にプリントすることも可能で、この場合、プリント料金に1枚あたり10円加算される。送料は1回500円で、注文後48時間ほどでユーザーが指定する住所に届けるという。会費および、デジタルプリントの支払いはクレジットカードのみ。

*オリンパスが開発した、音声を2次元ドットコードに変換して紙に印刷するという技術。音声データの再生には、同社製の『スキャントークリーダ』が必要となる

同社製の『スキャントークリーダ』でバーコード部分をなぞると、「おじいちゃん、おばあちゃん、お元気ですか? 夏休みになったら遊びに行くね」という音声が。おおよそ10秒程度のコメントが印刷できる
同社製の『スキャントークリーダ』でバーコード部分をなぞると、「おじいちゃん、おばあちゃん、お元気ですか? 夏休みになったら遊びに行くね」という音声が。おおよそ10秒程度のコメントが印刷できる



“Visual Town”が用意するもう1つのメニューが、“サウンドシアター”というコーナー。ウェブサイト内で用意するプラグインソフトをダウンロードすると、ページを開くだけで音声が流れたり、画像部分をマウスでなぞったりクリックしたりすることで音声が流れるというもの。現在では、子供向けの絵本や著名人のインタビューのほか、用意された音楽をミキサーを模したインターフェースでリミックスして遊べる“誰でも音楽感”というコンテンツを用意する。

“誰でも音楽感”の画面例
“誰でも音楽感”の画面例

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