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ベストリザーブ、ビジネス出張ユースに特化したホテル予約サイトをオープン

2000年07月03日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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(株)ベストリザーブは、ホテル予約サイト“ベストリザーブ”を開設し、4日の午前8時からサービス提供を開始すると発表した。同サイトは会員制で、登録会員に対してオンラインによるホテル予約サービスを提供する。現在の契約ホテル数は307軒で、当初はその内195軒の部屋データを提供するという。

ベストリザーブ
ベストリザーブ



同社では2001年度3月期までに20万人の会員獲得と10万泊の予約成約を目標としており、2002年度には単年度黒字化を目指すという。予約1泊ごとの荒利は平均350円ほどで、初年度は3500万円程度の売上を目指すこととなる。

同社では、ホテルから買い上げた部屋をベストリザーブの“在庫”として販売する“ベストリザーブ”機能を特徴としている。部屋を買い取ることで供給を安定化できるほか、柔軟な価格設定が可能になるという。将来的には、ホテルの空室を大量に仕入れて大量に販売する方式への移行も検討しているという。

同機能で併せて、1~2週間前までの予約に対し割引率を大きくする“早割”や、当日の予約に対し値引きを行なう“当日割引”などの割引策も導入する。

この他、路線名や最寄駅からホテルを選択できる“ベストホテル選択支援”機能や、希望する部屋が満室だった場合に空室待ちを行なう“空室待ち”機能などを提供する。また、会員登録以外の予約機能は、iモードからでも利用できるという。これらの機能は特にビジネスマンに焦点を当てたもので、同社では出張などビジネスユースに特化したホテル予約サイトを目指すとしている。

ベストリザーブ社長の小野田純氏、「4年前まではホテルの価格一覧表を見せることは考えられなかった。それが4年かかってできるところまで育った」と語り、ネット上でホテルの部屋を販売できる素地ができたことを強調した
ベストリザーブ社長の小野田純氏、「4年前まではホテルの価格一覧表を見せることは考えられなかった。それが4年かかってできるところまで育った」と語り、ネット上でホテルの部屋を販売できる素地ができたことを強調した



同社は、ホテル予約サイト“旅の窓口”を運営するマイトリップ・ネット(株)から独立したスタッフが、この4月に設立したばかり。社長の小野田純氏は、マイトリップにおいて事業責任者を務めていたという経歴を持つ。小野田氏はスピンアウトした理由について、「新しいコンセプトのサイトを自分で立ち上げたかった」「マイトリップが成長したこともあり、大企業では自由にいかないところがあった」などと語っている。

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