米マイクロソフト、新プログラミング言語『Microsoft C#』を発表――Windows 2000は販売本数300万本達成、SP1は今夏リリース
2000年06月29日 00時00分更新
米マイクロソフト社は6月26日(現地時間)、新プログラミング言語『Microsoft
C#(Cシャープ)』を発表した。
C#は、6月22日(現地時間)に同社が発表した次世代ソフトウェアおよびサービス『Microsoft.NET』のプラットフォーム上で動作するXMLベースのウェブアプリケーションを開発するためのもの。
Visual C++を継承したオブジェクト指向のプログラミング言語で、CおよびC++言語の開発者は、C#を利用することでこれまでのスキルを活かしたNET対応アプリケーションの開発が行なえるという。
なお、C#および関連技術の詳細については、米フロリダ州オーランドで7月11日(現地時間)に開催される“PDC(Professional
Developers Conference)”で発表する。PDCでは、C#の早期技術評価版も提供するとしている。
同社はC#の仕様をECMA(European association for standardizing information and
communication systems)に提出した。C#言語のリファレンスドキュメントは同社ウェブサイトで公開されている。C#は、次世代『Microsoft
Visual Studio』に組み込まれ、本年中にβ版が提供されるという。
また同社は、Windows 2000製品群の販売本数について発表した。それによると、Windows
2000の販売本数は6月30日までにワールドワイドで300万本に達する見込み。認定アプリケーションは100種類をこえ、25万人以上のIT技術者がWindows
2000のトレーニングを受けたという。
さらに同社は、Windows 2000 Service Pack1(SP1)を今夏にリリースすることも合わせて発表した。SP1は、メーカーやユーザーからのフィードバックによる懸案事項に対応したアップデート群となるという。