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シスコシステムズ、AVVIDアーキテクチャー対応のLANスイッチ『Catalyst3524-PWR XL』を発表

2000年06月28日 00時00分更新

文● 編集部 小林久

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シスコシステムズ(株)は、LANスイッチ『Catalyst3524-PWR XL』を発表した。従業員250~1000人程度の中小企業において、100~200人規模のネットワーク構築を想定した製品で、ネットワーク上での音声/映像/データを統合するために、同社が提唱する“AVVID(Architecture for Voice, Video and Inregrated Data)”に対応。企業内LANにおける、PCのデータと音声IPの統合に重点を置いている。

Catalyst3524-PWR XL
Catalyst3524-PWR XL



同製品は、GBIC(GigaBit Interface Connector)ベースのGigabit Ethernetポート2基と、24個の10BASE-T/100BASE-TXポートを搭載。10BASE-T/100BASE-TXポートは電源供給機能(Inline Power)を備えており、IP電話機や無線LANの基地局などをAC電源なしで接続できる。また、“Cisco Visual Switch Manager’(CVSM)という管理機能を備え、ネットワーク管理者はウェブブラウザーベースで最大16台までのスイッチ管理が可能。さらに、IEEE802.1p class of service(CoS)準拠の帯域保証機能を持っており、音声パケットや、各種ファイルアプリケーションのデータ転送に際して、優先順位をポート毎に変更できる。

価格は50万5000円で、初年度出荷は2万台を予定している。

都内で開催された発表会には、米シスコシステムズのマーケティング担当副社長を務めるロン・ウイリス(Ron Willis)氏が出席。今後、音声とデータの統合が進むことでコストの削減が図れることを強調した上で、シスコは、LAN、WAN、IP電話網という3つのネットワークにおいて音声/データの統合を積極的に推し進めると語った。また、音声遅延を最小限に抑えるためのQoSの提供などにも力を入れていきたいと述べた。



会場では、Catalyst3524-PWR XLにIP電話機を利用して音声通話を行なうデモンストレーションが行なわれていた
会場では、Catalyst3524-PWR XLにIP電話機を利用して音声通話を行なうデモンストレーションが行なわれていた

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