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松下電器、カラーカメラと液晶ディスプレーを搭載したEメール端末『POCKET・E』を発売

2000年06月23日 00時00分更新

文● 編集部

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松下電器産業(株)と九州松下電器(株)は22日、Eメールにカラー画像を添付したり、ホームページをカラーで表示したりできる携帯情報端末『Eメール端末』(KX-FE841、愛称は『POCKET・E』)を7月10日に発売すると発表した。価格はオープン(予想販売価格は4万円前後)。

『POCKET・E』 『POCKET・E』



『POCKET・E』は、カラーカメラと3.8型のカラー液晶ディスプレーを搭載するほか、SDメモリーカード* 用のスロットを内蔵したのが特徴。SDメモリーカードには、カメラで撮影した画像データやEメールの送受信データなどを保存できる。

* SDメモリーカード:松下電器産業およびサンディスク(株)、(株)東芝の3社で開発を進めてきた高度な著作権保護機能を特長とするフラッシュメモリーを内蔵した携帯メディアカード。小型で高速書込みが可能、さらに将来の大容量化への対応が可能なため、大容量の映像や音声・その他のデータの蓄積メディアとして、さまざまなデジタル家電への応用が計画されている。

32bitのRISCプロセッサーを搭載し、本体メモリーのユーザーエリアは約1.5MB。SDメモリーカード(32/64MB)のほか、マルチメディアカード(4/8/16/32/64MB)に対応する。カメラ部は144×144ドット256色(×RGB)の入力が可能(ただしPメールDX添付時のみ192×130ドットモノクロ2階調)。表示ディスプレーには256色表示のSTN反射型液晶パネル(320×240ドット/表示26桁12行)を採用する。操作は“ジャイロキー”とキーボード(キーピッチ14mm)を利用する。文字入力はローマ字入力で行なう(内蔵辞書は約6万語)。

メールの対応プロトコルはPOP3とSMTP。受信できるサイズは本文が最大約3万2000文字(約64KB)で、本文と添付データを含めた場合は約100KB。添付ファイルはMIMEに対応しており、送信メールにはJPEGとGIFのファイルを添付できる。保存できるのはJPEG、GIF、テキスト、HTMLファイル。ウェブブラウザーには、HTML3.2準拠でSSL128に対応した(株)アクセスの『NetFront2.0』を搭載する。そのほか、画像を添付できるアドレス帳や、“カレンダー&メモ機能”を内蔵する。

対応する電話機は、DDIポケットの『H”』およびα-DATA32対応機種で、PIAFS 64/32kbpsのPHS回線を利用するもの。ケーブルあるいは赤外線通信窓で電話機と接続し、アイコンを選択するだけで、DDIポケットの接続料が無料のインターネット接続サービス“PRIN”へアクセスできる機能を内蔵する。

電源はDC3V(単3アルカリ乾電池×2)で、消費電力は1.5W。使用時間は連続表示が約20時間で、連続通信では約10時間。サイズは幅163×奥行き93×高さ29mmで、重さは約280g(乾電池含む)。

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