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ノーテルネットワークスとHP、携帯端末用のワイヤレスインターネットソリューションを共同開発

2000年06月22日 00時00分更新

文● 編集部

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ノーテルネットワークス(株)は20日付けで、カナダのノーテルネットワークス社と米ヒューレット・パッカード社が19日(現地時間)、モバイルEコマースなどのワイヤレスインターネットソリューションを共同開発すると発表した。併せて、カナダのノーテルネットワークスがワイヤレスインターネットサービスの戦略“Wings of Lights”を発表した。

ワイヤレスインターネットソリューションとして、両社が最初に共同開発するのは、“モバイル・ポータル・ソリューション”と呼ばれるもので、米HPのWAP(ワイヤレス・アプリケーション・プロトコル)対応の携帯端末とカナダのノーテルネットワークスの無線通信システムを利用し、複数のネットワーク間をシームレスに移動でき、電子メール、ウェブブラウザーなどを利用できるというもの。そのほか、Eコマースに対応し、ERP(エンタープライズリソースプランニング)やCRM(顧客管理システム)などの企業内データベースにもアクセスできるという。携帯端末として、WAP対応の携帯電話をはじめ、Windows CEやPalm OS搭載のPDAなど、さまざまなデバイスを検討しているという。

“Wings of Lights”は、無線ネットワークと光通信ネットワークを融合したインターネットサービス戦略。従来、有線サービスと無線サービスは別々に提供されているが、同戦略では、これらを統合し、企業内での音声/インターネット接続のほか、広域のワイヤレスインターネット接続などを提供していくという。同戦略のため、同社は既に、無線ネットワークを高速化するソフトと、ネットワークやデバイスに関係なく安全に利用できるモバイルIP技術を製品化している。

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