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エンコマース、iモードからセキュアーなウェブサービスへのアクセスを可能にするシステムを発表

2000年06月14日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本エンコマース(株)は14日、iモード対応携帯電話からウェブアプリケーションやウェブサービスへのアクセスを可能にするシステム“getAccessモバイルソリューション”を提供すると発表した。ユーザーごとにカスタマイズされたメニューへのアクセスや、セキュリティー保護された状態でのアクセスなど、従来パソコンからしか利用できなかったサービスをiモード対応携帯電話ユーザーにも提供できるという。このシステムは、ウェブアクセス管理ソフトウェア『getAccess』と、『getAccessモバイルサーバー』、『getAccessモバイルサービス』から構成される。今年後半にディストリビューターを通じて提供開始予定で、価格は未定。

日本エンコマースの斎藤裕代表取締役社長
日本エンコマースの斎藤裕代表取締役社長



同社は、今後のeビジネスにおいて、携帯電話をはじめとしたモバイル機器によるサービス利用者が急速に伸びると考えている。その上で、現在の世界における携帯電話の展開を見たとき、北欧地域でのWAP対応携帯電話と、日本でのiモード対応携帯電話の普及が著しいと判断し、携帯電話から企業のウェブサービスにアクセスできるこのシステムを開発した。

本日の発表に先立ち、2週間ほど前にはヨーロッパでWAPに対応したシステムの発表を行なっているという。ただし、今回日本で発表されたシステムは、iモードにしか対応していない。

getAccessモバイルソリューションは、既存のウェブサービスやウェブアプリケーションに追加する形で導入が可能で、既存のシステムに大きな変更を加えることなく、iモード経由の利用が可能になるという。このソリューションを利用することで、企業はiモード向けのシステムを新しく構築しなおす必要がなく、90日間程度でiモードによるサービスを提供できるという。

同社では、ファイナンスやテレコミニュケーションなど、出先から企業内のシステムにアクセスする社員が多い企業をターゲットとしてマーケティングを行なう予定としている。

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