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【LEGO MINDSTORMS CAMP Vol.3】――永和システムマネジメント“コミュニケーション・パークwith”プレオープンイベントより

2000年06月13日 00時00分更新

文● 編集部  井上猛雄

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7月1日から8月27日までの期間中、福井県・福井市にある永和システムマネジメントは、本社の1階を“コミュニケーション・パークwith”として一般に開放する。同スペースでは、パソコン20台を常設し、インターネット環境を誰でも無料で使用できるようにしている。

これは、同社の社屋第2期工事竣工と設立20周年を記念したイベントの一環として行なわれるもの。今回のレポートでも紹介した“LEGO MINDSTORMS CAMP”も、このスペースを利用して開催される。本稿では“コミュニケーション・パークwith”の詳細について紹介する。

設立20周年を記念し、社屋を増設、1階をオープンスペースに設立20周年を記念し、社屋を増設、1階をオープンスペースに



LEGOでつくったお出迎えのオブジェ。エントランスのエレベ ーター横にある展示
LEGOでつくったお出迎えのオブジェ。エントランスのエレベ ーター横にある展示



新しい“コミュニケーションツール”(仮称)も開発中

“コミュニケーション・パークwith”では、パソコンに触れたことのない子供から大人までを対象に、インターネットや新しいコミュニケーションツールを使えるいくつかのコーナーを提供する。本社1階のエントランスを中心に、左手を“コミュニケーションサイト”、左手を“パークサイト”としてオープンスペースを設けた。

コミュニケーションサイトでは、7月22日から8月27日までの毎週土曜と日曜に開催する“LEGO MINDSTORMS CAMP”のほか、ウェブを閲覧できるインターネットパソコンを常設。また、夏休みの開催に向け、タッチパネルでメールやホームページを制作できる“コミュニケーションツール”(仮称)も開発中だ。このツールは、ホームページの作成、電子メールの送受信、デジカメでの写真撮影などが簡単に行なえるもの。

コミュニケーションサイトの様子。ここで“LEGO MINDSTORMS CAMP”も開催される
コミュニケーションサイトの様子。ここで“LEGO MINDSTORMS CAMP”も開催される



コミュニケーションツール(イメージ)。お絵かき、写真のペースト から、電子メールの送受信、ホームページ制作までを簡単に できるようにするツール。夏の開催に向け、現在、開発が進ん でいる
コミュニケーションツール(イメージ)。お絵かき、写真のペースト から、電子メールの送受信、ホームページ制作までを簡単に できるようにするツール。夏の開催に向け、現在、開発が進ん でいる



また、“パークサイト”では、インターネットパソコンのほか、“LEGOブロックの砂場”を設けている。子供がLEGOブロックで自由に遊んでいるあいだに、母親はインターネットパソコンを楽しめるように工夫している。

パークサイトの1角にある“LEGOの砂場”。すぐ横に数台の パソコンが設置されており、ここでインターネットパソコンン を楽しめる
パークサイトの1角にある“LEGOの砂場”。すぐ横に数台の パソコンが設置されており、ここでインターネットパソコンン を楽しめる



情報社会に備えれる人たちのための後押しを

同社の代表取締役である小山公一郎氏に、今回の“コミュニケーション・パークwith”オープンの経緯について訊いた。

永和システムマネジメント代表取締役、小山公一郎氏。 今回のイベント“コミュニケーション・パークwith”のロゴ の入ったTシャツを着て永和システムマネジメント代表取締役、小山公一郎氏。 今回のイベント“コミュニケーション・パークwith”のロゴ の入ったTシャツを着て



「まず、現在のビジネスを見てみますと、金融ビッグバン以来、業種を問わずに提携や合併といった再編が起きています。情報分野でも世間では“IT革命”と騒がれていますが、皆さん、IT革命によってどんな社会にしたいかを漠然と考えてはいても、実際にどんな社会になるのかということについては、我々も含めて誰も分かっていないんですね」

「我々がそういったことを、これからどうやって掴んでいこうかと考えるときに、いままでの仕事の中で新しい技術を進めるだけではなくて、何をもって業界や社会と共生できるかということを考えていかなければならないと感じました。世の中の動きは、中間業者がなくり、小売直結であったり、消費者とダイレクトに直結する方向に進んでいます。そこで、我々も消費者の目というものを意識する必要があると感じました」

「今回、創業20周年を迎え、社屋の2期工事を行ないました。それを機に社屋の1階を皆さんに開放し、消費者の目から情報社会を知ってもらおうということになりました。いままでお世話になった方々に、地域貢献や社会貢献することによって、ご恩返しするということを社員全員で考えたのです」

「いま、情報デバイドという問題も起きています。子供から老若男女問わずに“コミュニケーション・パークwith”にお越しいただき、パソコンを買いたいと思っている人たちの後押しをしてあげられるような“きかっけ”や“手ほどき”のお手伝いができればと思います。来るべき情報社会に備えられるような人たちが、ひとりでも多くなってくれればいいですね」

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