ロータス(株)は6月5日、ワークフロープラットフォーム製品『ロータス
ドミノ ワークフロー R2.1』の日本語版を2000年第3四半期に発売することを明らかにした。
ドミノ ワークフローは、『ロータス ドミノ
サーバー』上で動作するワークフロープラットフォーム。元はドイツのONE
Stone Technologies社の製品で、'99年4月に米ロータス社がONE Stone
Technologiesを買収、『Domino Workflow』として同年6月にリリースしたもの。ドミノ
ワークフロー R2.1はそのバージョンアップ版で、日本語版は初となる。
ドミノ
ワークフローは、『ドミノ』と既存アプリケーションの中間層に位置する製品で、構築/開発環境と管理ツールの両方の機能を備えたもの。GUIベースのビジネスプロセス設計ツール『アーキテクト』、実行/運用環境ツール『エンジン』、監視/分析ツール『ビューアー』の3要素で構成されている。
アーキテクトは、専用のアイコンをドラッグ&ドロップするだけで、ビジネスプロセスを設計できる。エンジンは、実行中のプロセスを表示し、処理を行なえるツール。ビューアーは、実行中のプロセスの状態を表示するほか、経路履歴をアニメーションで表示できる。また、作成したビジネスプロセスをデータとして蓄積することも可能。
これらのツールを利用することで、メールやディスカッションでの業務のやり取りや、チームでの文書回覧、プロセスの条件分岐や再割当といった一連の処理をドミノ上で運用/管理できる。
サーバー側の対応OSは、Windows 2000/NT4.0、AIX 4.3.2以降、IBM OS/400 V4R3以降で、ドミノ
サーバー R5.0.3かR4.6.7が必要。クライアント側の対応OSは、Windows
95/98/2000/NT4.0。なお、Windows 2000はドミノ サーバー R5.0.3のみサポートしている。
ドミノ ワークフローは2000年第3四半期に発売で、価格は未定。発売日や価格などの詳細は7月中旬に正式発表される。