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ソニー・コンピュータエンタテインメント、『プレステ 2』向け半導体の増産に1250億円を投資と発表

2000年06月02日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントは6月1日、『プレイステーション 2』(以下PS2)の増産に向けて、0.18~0.15μmプロセスに対応した半導体生産ラインを、総額1250億円を投じて増強することを決定したと発表した。

PS2は、3月の発売以来既に累計200万台を超える生産出荷を達成し、10月末には北米と欧州で販売を開始される予定という。

今回の投資は'99年から実行中の総額1300億円の半導体投資に続くもの。(株)東芝との合弁会社である(株)大分ティーエスセミコンダクタ(以下OTSS)と長崎県諌早市にあるソニー・コンピュータエンタテインメントFab1に追加設備投資を行なうとともに、2000年2月に竣工予定の新棟Fab2をFab1と同じ敷地内に建設する。投資額はOTSSが345億円、Fab1が230億円、Fab2が675億円。また、東芝が大分工場内で建設中の0.18~0.15μmプロセス対応の新棟(ANNEX)内にOTSSがオペレーションする新規設備を導入するという。これらにより、それぞれ月産1万枚の処理能力を、2001年6月をめどに、Fab1とFab2の合計で1万8000枚、OTSSで1万5000枚に引き上げる計画としている。

なお、'99年度の投資により、Fab1とOTSSは夏以降に0.18μmプロセスに全面的に移行し、秋以降のPS2の生産能力は月産140万台規模に拡大する予定という。

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