(株)日立製作所とトランス・コスモス(株)は30日、インターネットビジネスに対するコンサルティングとインターネットソリューションを迅速に提供するために業務提携すると発表した。
これにより、世界にインターネット戦略パートナーを数多く有するトランス・コスモスと、国内の大規模システム構築に関わってきた総合情報企業の日立が協力して相互に補完/統合し、インターネット上のBtoB、BtoC、BtoBtoCといったバリューチェーンを構成する機能を提供していくという。
具体的には、e-コマース/e-ビジネスを推進する企業に対して、コンサルティングサービス、システムインテグレーション(SI)、アプリケーションサービスプロバイディング(ASP)、マーケティング、さらにはビジネスオペレーションやバックオフィスサポートなどを提供する。それとともに、新たなウェブビジネスモデル/eマーケットプレイスを企画/提供していくという。e-ビジネスを全国レベルのバリュー・チェーンに拡大していくためのハブとして、e-デモンストレーションなどの体感スペース“Rapid
e-Transformation Center”を全国8ヵ所に9月から順次開設するという。
両社は今後、グローバルレベルで有望なネットベンチャー企業の早期発掘/育成/投資のために業務提携範囲の拡大を検討していくとしている。