(株)ビービーシステムは、5月30日、インターネット対応の携帯電話機から『Microsoft
Exchange Server』へのアクセスを可能にするサーバーソフト『ExLook for
Exchange v1.6』を発表した。
 | 携帯電話のブラウザーでExLookサーバーにアクセスすることで、社内のExchangeサーバーで共有されている情報へのアクセスが可能になる |
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 | サーバーにアクセスすると、メニューが現われ、予定表や未読メール、連絡先といった情報へのアクセスが可能 |
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| 連絡先などの情報は、携帯電話の表示に適した形に書き直されて表示される |
ExLook for Exchangeは、社内のExchange
サーバー上に格納されている“メール”、“予定表”、“連絡先(アドレス帳)”、“タスク(ToDoリスト)”といった情報を、携帯電話用のコンテンツ書式に変換するゲートウェイソフト。
Exchange Serverの“Outlook Web Access”（OWA）に類する機能を提供するもので、携帯電話の画面では表示できない表などの情報をテキストのみに書き換えたり、メールの添付ファイルを削除する機能なども持っている。作成されたウェブページは、携帯電話のブラウザを使い、インターネット経由で参照が可能。また、外出先でExchange
Server経由で届いたメールに返信/転送したり、連絡先などの情報を書き換えることができる。
対応する携帯電話サービスは、NTTドコモの“iモード”、J-フォングループの“J-Sky-Web”、DDIセルラー/IDO/ツーカーの“EZweb/アクセス”の3種で、すでにコンパックコンピュータ(株)やプーマテクノロジー(株)から提供されている同種のソフトに比べ、対応キャリアが多いのが特徴。また、Exchange
Serverの情報を直接参照/変更するため、出先で作成した情報と同期を取るPDAなどに比べ、新旧の情報の管理がしやすいという。
パッケージには各キャリア向けの3種のソフト（“iLook for Exchange”、“EZLook
for Exchange”、“JskyLook for Exchange”）がモジュール化して収録されており、インストール時に、必要なキャリア向けのソフトだけを選択できる。
また、標準で提供されている上記の機能に加え、“掲示板機能”や“TODAYビュー”（予定表/ToDo/新着メールなどのダイジェストを表示する機能）などのカスタマイズ提供も行なうという。価格は5ライセンスで4万9800円（9月までのキャンペーン価格、1000セット限定）。
なお、同社はマイクロソフト(株)が開発中の『Microsoft Exchange 2000』に対応したバージョン『ExLook
2000』の開発も予定している。出荷時期は現状で未定だが、Exchange
2000の発売後１カ月以内の発売を目指す。他国語対応やJavaを利用した認証機能といった新機能も盛り込まれる予定だ。
