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インテル、自社製のMTH問題マザーボードを、RDRAM付きマーザーボードヘ交換――並行輸入品を使用しているユーザーへも対応

2000年05月29日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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インテル(株)は29日、今月11日に発表された、*“欠陥のあるMTH(Memory Translator Hub)を搭載したマザーボードを無償交換する”という件について、自社製マザーボードでの具体的な対応を明らかにした。対象となる『Intel Desktop Board CC820』マザーボードは、RDRAMスロットを持つ『Intel Desktop Board VC820』に128MBのRDRAMを加えたものと交換を行なう。

*MTH問題:RDRAMでの利用が前提の『インテル820』チップセットを、SDRAMで使用するために必要なMTHと呼ばれる追加チップに問題があり、一部のシステムでリセットや再起動、ハングアップなどの現象が起きるというもの。

『CC820』
『CC820』



インテル広報部によると、交換作業については基本的に販売代理店を通じて行なう。並行輸入で購入した場合や小さなパソコンショップなどで、対応がスムーズに行なわれないような場合に、インテル自身も対応を行なう用意があるとしている。

交換用に、VC820と組み合わせて提供されるRDRAMは、PC700またはPC800のモジュールで、どうしてもRDRAMのシステムにしたくないというユーザーには、返金に応じるとしている。交換用のマザーボードは、現在数量を確保している状況で、6月19日の週から用意できるという。

なお、インテル以外のマザーボード製品については、購入先から各社の対応を確認して欲しいとしている。

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