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IBM、SOI半導体技術を採用した『AS/400e モデル840』を発売

2000年05月24日 00時00分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)は、統合ビジネスサーバー『AS/400』シリーズの最上位モデルとして、SOI半導体技術と銅配線技術を採用したプロセッサーを搭載した『AS/400e モデル840』を8月に発売すると発表した。価格は1億9400万円。

同製品に使用されているSOI(Silicon on Iusulator)半導体技術は、サーバー内のトランジスターとシリコンの間に絶縁体を入れることで、処理速度を高めるというもの。トランジスターとシリコン間での電流の漏れを少なくするほか、電圧の立ち上がり時間が短縮されるため消費電力が削減されるという。同技術は'98年に米IBMが発表したもの。

SOIを搭載したことにより、同モデルの消費電力は約1/2から1/3まで低減、トランジスター性能も25パーセントから35パーセント向上しているという。これにより、現行の最上位モデル700シリーズに比べ約3.6倍の高速処理性能を実現しているという。また、同製品はXMLをサポートしているため、外部から携帯電話を利用してデータにアクセスするといった、XMLベースのアプリケーションを実行することが可能だ。

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