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【BMC Assurance 2000 Vol.4】「2003年までには各企業がペタバイト以上の情報をオンラインで持つようになる」――EMCのCEO、マイク・ラットガ―ズ氏

2000年05月24日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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運用管理ソフトなどを出荷している米BMCソフトウェア社は5月21日~26日までの期間、米国・ラスベガスにおいて、プライベートショー“BMC Assurance 2000”を開催している。

23日の基調講演では、米EMC社のCEOであるマイク・ラットガーズ(Mike Ruettgers)氏が、「2003年までには各企業がペタ(10の15乗)バイトの情報をオンラインにもつようになる。ディスクがサーバーといっしょに売られることはなくなるだろう」と、いくつかの予測を述べた。

米EMC社のCEOであるマイク・ラットガーズ氏
米EMC社のCEOであるマイク・ラットガーズ氏



危機的に情報量は増加する

ラットガーズ氏は、シニアマネジメントの人間に、これからどうすれば生き残れるか聞いてみたという。そうすると、シニアマネジメントの人間は、「スピードを上げないとダメ」「もっともっと速くやらなければいけない」とみんな口々に言うのだという。

「今ドットコム企業では、情報量が90日ごとに倍になっていっている。これはどう管理していけばよいのだろうか。こういったことは他人事ではなく、大企業もすぐそうなる」と、注意を与えた。

さらに、「1人で管理できるのは1TB(テラバイト)と言われている。しかしまもなくペタバイトの世界に入ると言われている。10年以内には、テラバイトの100万倍の情報量に達すると言われている」と、すでにもう危機的な状況にあるのだと警告を発した。

そして、「この膨大な情報をいかに管理するかということが重要になる。柔軟な管理が要求される。昔の人が言った“先を予測しなければならない。そうしなければ変化に対応できない”という言葉がまさに今を表している」と述べた。

ここで、BMCとEMCがその解決をしてくれるのだと宣伝を忘れなかった。

2003年には、こうなっている

ラットガーズ氏は、将来どうなっているのか、何に注意しておけばよいのかと予測を語った。

「2003年までには各企業がペタバイトの情報をオンラインに持つようになるでしょう」

「もうPCは電子メールのためには必要なくなるでしょう。PDAなどが役割を果たしてくれます。デリバリーの問題が重要になってくるでしょう」

「ディスクがサーバーといっしょに売られることは、もはやないでしょう」

「ITの概念は、IとTに分離されるでしょう」と、予測をしてみせた。

最後に、今年いっぱいはインフラに注目しておくように言い、「生き残るための道は2つで、BMCとEMCのサポートを受けるか、どうか。受けないほうを選択すると大変なことになる」と、しっかり宣伝して講演を締めくくった。

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