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ナスダック・ジャパン市場に、デジキューブやマスターネットなど8社が上場を申請--6月19日に売買取引開始へ

2000年05月08日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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大阪証券取引所とナスダック・ジャパン(株)は8日、都内において、(株)デジキューブやマスターネット(株)など8社の“ナスダック・ジャパン市場”への上場申請を受領したことと、6月19日に8社同時に上場し売買取引を開始する予定と発表した。

上場申請したのは次の8社。このうち、コンピューター関連企業が5社を占めている。
(株)エックスネット
(株)クリーク・アンド・リバー社
(株)スギ薬局
(株)デジタルデザイン
(株)デジキューブ
(株)ドン・キホーテ
(株)ホンダベルノ東海
マスターネット(株)

上場申請した8社の代表者(後列)。マスターネットの西久保愼一社長、ホンダベルノ東海の高橋一穂社長、ドン・キホーテの高橋光夫取締役、デジキューブの染野正道社長兼COO、デジタルデザインの寺井和彦社長、スギ薬局の杉浦広一社長、クリーク・アンド・リバー社の井川幸広社長、エックスネットの吉川征治社長(左から)
上場申請した8社の代表者(後列)。マスターネットの西久保愼一社長、ホンダベルノ東海の高橋一穂社長、ドン・キホーテの高橋光夫取締役、デジキューブの染野正道社長兼COO、デジタルデザインの寺井和彦社長、スギ薬局の杉浦広一社長、クリーク・アンド・リバー社の井川幸広社長、エックスネットの吉川征治社長(左から)



ナスダック・ジャパンの代表取締役社長である佐伯達之氏は、「先週、ヨーロッパのナスダック市場開設の構想が発表された。日本、ヨーロッパと追従し、グローバルなトレーディング、市場が実現する」、「8社という数、各社の業績、経営手腕、ビジョンを考えると、すばらしい上場になったと思っている」と、スタート時点で8社が同時に上場となることについて感想を述べた。

ナスダック・ジャパンの佐伯社長ナスダック・ジャパンの佐伯社長



上場申請した各社の代表は上場申請の理由として、ナスダック市場のグローバル性、ブランド力を挙げていた。

大証の専務理事である杉尾嘉昭氏は、「事前相談は8社以外にももちろんある。結論として、会社の方針や準備などの理由で8社となったということ」と説明した。今後の上場について佐伯氏は、「毎月コンスタントに10社程度の上場をしていただけると大変ありがたい」と、年末までに約70社の上場を目標とした。

8社のほかにソフトバンクグループのモーニングスター(株)の上場申請も発表された。ナスダック・ジャパンに50パーセント出資しているソフトバンク(株)の系列としては、同社が初の上場となる予定。

あわせて、6月1日に大阪証券取引所の東京事務所を開設する予定であることも発表された。場所は、東京・千代田区の郵船ビル内となる。

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