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【iWeek 2000 Vol.1】MacユーザーによるMacユーザーのためのイベント、大阪で開催

2000年05月08日 00時00分更新

文● 野々下裕子 younos@pb3.so-net.ne.jp

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MacユーザーによるMacユーザーのためのイベント“iWeek 2000~Mac Days in GW~”が、昨年に引き続き、今年も大阪アメニティパーク(OAP)で開催された。OAPは、大川のすぐ真横に大阪帝国ホテルと並んで建つビジネスビルである。今回は2、12、24、38階の4フロアーが会場として使われた。会期は去年と同じく5月3日から6日で、3日は前夜祭という形式だったが、会場規模は昨年に比べるとほぼ3倍にも膨らみ、単なるユーザーの集まりに終わらない、盛りだくさんの内容となっていた。

会場前の看板。大阪アメニティパーク(OAP)の4フロアーが会場として使われた会場前の看板。大阪アメニティパーク(OAP)の4フロアーが会場として使われた



前夜祭にあたる3日の午後にスタートアップイベントとして、Palmユーザーグループ“PUGO”メンバーによるトークショーが開かれた。右がユーザーグループ発起人の瓜生良治氏、左がiWeekのまとめ役で司会進行役のうおいせんせいこと魚井宏高氏
前夜祭にあたる3日の午後にスタートアップイベントとして、Palmユーザーグループ“PUGO”メンバーによるトークショーが開かれた。右がユーザーグループ発起人の瓜生良治氏、左がiWeekのまとめ役で司会進行役のうおいせんせいこと魚井宏高氏



前夜祭と言いつつ、前日の午後2時から特設会場を使ってのイベントが始まり、2階の特設会場は、トークショーやコンサートなどのプログラムで夜遅くまで盛り上っていた
前夜祭と言いつつ、前日の午後2時から特設会場を使ってのイベントが始まり、2階の特設会場は、トークショーやコンサートなどのプログラムで夜遅くまで盛り上っていた



iWeekは企画から設営、当日の運営までがすべてユーザーの手作りで行なわれている。会場では青いジャンパーを着たスタッフがあちこちで活躍
iWeekは企画から設営、当日の運営までがすべてユーザーの手作りで行なわれている。会場では青いジャンパーを着たスタッフがあちこちで活躍



アップルの全面的な協力を得て開催。アップルストアの特別出展も

特筆すべきは、今回の開催に対してアップルジャパン側から協力の申し出があったことだろう。同社は2月に幕張で開催されたMACWORLD Expoの時から「今年は関西市場に力を入れたい」とコメントしていたこともあって、絶好のタイミングだったのだろう。

会場に展示されたMacはほぼすべてがアップルから貸し出しされたもので、ほかにもアップル主催の特別セミナーの開催から、驚くべきことにアップルストアの特別出展まで行なわれ、ここでは話題のApple Cinema Displayも発売されていたようだ。さらに、昨年と同じくアップルの原田永幸社長が特別講演を行なったが、その内容はiWeek向けに作られたもので、前日にリハーサルまでするという力の入れようだった。

そうした影響もあってか、初日は開場する1時間前からメーン会場へ上がるエレベーターホール前には長い行列ができ、2つあるメーン開場も満員状態だった。GWということもあるが、親子連れやカップル、そして女性の姿が多く目に付き、最近のMacユーザー層が大きく拡がっていることを実感させる。主催者の1人で、ユーザーグループのまとめ役でもある、うおいせんせいこと魚井宏高氏も、来場者の幅が昨年よりも大きく拡がっていると語っていた。

メーン会場へ上がるエレベーターホール前に開場1時間前から長い行列ができ、スタッフらを驚かせた。GWということもあって会場では親子連れやカップルの姿が多く目に付き、とてもパソコンユーザーのイベントとは思えない盛り上がりを見せていた
メーン会場へ上がるエレベーターホール前に開場1時間前から長い行列ができ、スタッフらを驚かせた。GWということもあって会場では親子連れやカップルの姿が多く目に付き、とてもパソコンユーザーのイベントとは思えない盛り上がりを見せていた



iMacやiBookのハンズオンコーナーは常に人だかりができていて、iMovieによるデスクトップムービー制作を体験できる“iMovie School”も、毎回満席状態。子供向けのエデュテイメントソフトやゲームを扱ったiKidsコーナーでも、大人顔負けにMacを使いこなしている子供たちがたくさんいたようだ。

iMacのハンズオンコーナー。iMovieの体験コーナーもなぜかExpoチックな展示にiMacのハンズオンコーナー。iMovieの体験コーナーもなぜかExpoチックな展示に



iKidsコーナーでiMacを真剣にさわる子供たち
iKidsコーナーでiMacを真剣にさわる子供たち



大人顔負けにMacを使いこなす子供も……
大人顔負けにMacを使いこなす子供も……



会場ビル内の“AirMacカフェ”などの特別レストランも人気

さて、今回のiWeekは規模が大きくなったぶん、会場はOAPの2、12、24、38階の4ヵ所にわかれ、それぞれにユーザーや企業による出展ブースや特設ステージ、セミナーコーナーなどが設けられていた。そのため、移動がエレベーターしかないこともあって、多少行き来は不便になってしまっていたが、参加者らはオリエンテーリングよろしく、それぞれの会場移動も含めてイベントを楽しんでいたようだった。オリエンテーリングと言えば、OAP内にあるレストランやショップでは、iWeekにあわせた“アップルメニュー”も特別に提供されていて、こちらを楽しんでいた人達も多かったようだ。

中でも人気を集めていたのは、2階のアトリウム中央のカフェを使った“AirMacカフェ”のコーナーだろう。こちらは喫茶を利用すれば、AirMacカードが差し込まれたiBookを無料で貸し出してくれるというサービスがあり、もちろんインターネットはつなぎ放題。ノートブックを使って無線アクセスというスタイルは、お台場のメディアージュにあるso-netカフェと同じものだが、これからのインターネットカフェのスタンダードスタイルとなりそうだ。

2階のアトリウム中央のカフェはAirMacとiBookを使ったインターネットカフェコーナーに
2階のアトリウム中央のカフェはAirMacとiBookを使ったインターネットカフェコーナーに



会場のOAPではiWeek記念グルメフェアとして、テナントの19軒のレストランやショップでアップルにちなんだ特別メニューが提供された。また、レシートを集めれば毎日iMacが1台当たる豪華抽選会に参加できるオマケ付きだった
会場のOAPではiWeek記念グルメフェアとして、テナントの19軒のレストランやショップでアップルにちなんだ特別メニューが提供された。また、レシートを集めれば毎日iMacが1台当たる豪華抽選会に参加できるオマケ付きだった

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