このページの本文へ

日本IBM、液晶ディスプレー一体型デスクトップパソコン『Aptiva X』シリーズを発表

2000年04月26日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本アイ・ビー・エム(株)は26日、同社のコンシューマー向けパソコン『Aptiva』シリーズに、液晶ディスプレー一体型デスクトップパソコン『Aptiva X』シリーズを追加、『2179-50J』1機種を発表した。1024×768ドットの表示が可能な15インチTFT液晶ディスプレーの下部に各種ドライブ類を収納し、“Low Profile”規格対応のPCIカードスロットを採用して小型化を実現。システム全体ではUSBポートを7ポート装備し、拡張性にも配慮したとしている。出荷開始は5月下旬。同社の直販サイト“IBM PC Direct”での価格は21万9000円。

新登場の『Aptiva X』シリーズ。IBMらしい精かんなデザインで、カラーは“プラチナ・メタリック”
新登場の『Aptiva X』シリーズ。IBMらしい精かんなデザインで、カラーは“プラチナ・メタリック”



基本仕様として、CPUはCeleron-600MHz、台湾Silicon Integrated Systems社のグラフィックス・オーディオ統合型チップセット・SiS 630を採用。メモリーは標準で64MBのSDRAM(最大512MB)、HDDは15GB(3.5インチ、Ultra ATA/66)、CD-ROMドライブは最大24倍速。FDDも筐体に内蔵する。TFT液晶ディスプレーは1024×768ドット、6万5000色表示が可能な15インチタイプ。56kbpsのFAXモデム(V.90/K56flex対応)を搭載するほか、100BASE-TX/10BASE-T対応のEthernetポートを標準で装備する。ステレオスピーカーは内蔵式。OSはWindows 98 Second Edition。

特徴となる筐体は液晶ディスプレーの下部にドライブ類をまとめて収納した“スタイリッシュ・オールインワン”。液晶ディスプレー部には持ち運び用に取っ手がついている。シリアルとパラレルの両ポートは省かれているが、USBポートを合計7ポート装備した(ディスプレー側面に×2、本体背面に×3、キーボードに×2)。またディスプレー下の本体前面にIrDA 1.0対応の赤外線ポートを設けた。拡張スロットは従来より小型の拡張カード規格であるLow Profile規格にのみ対応するPCIカードスロットを3スロット備え、1スロットはモデムで使用、2スロットが空いている。

キーボードは新デザインの“ラピッドアクセスキーボードIII”で、“Insert”“Delete”といったキーを縦に配列するなどの工夫で、幅約40cmと省スペース化を実現したという。8つの“ラピッドアクセスボタン”を用意し、ボタンを押すと検索サイトの“ライコス”にアクセスできるなど、初心者でもインターネットを利用しやすいよう配慮されている。マウスは同社の“スクロールポインタマウス”。キーボード、マウスともUSB接続となる。

ソフトは、オフィススイートとしてマイクロソフト(株)の『Office 2000 Personal』が付属する。また日本IBMの音声認識ソフト『ViaVoice Millenium Pro』と(株)ジャストシステムの音声認識対応日本語入力システム『Voice ATOK3』、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)の愛玩メールソフト『PostPet Ver.2.0 ViaVoice対応版』がプレインストールされる。ヘッドセットも同梱される。このほか、日本IBMの『デジカメの達人』『翻訳の王様』『ホームページビルダー2001』といったソフトも付属する。

サイズは幅413×奥行き261×高さ414mm、重さ約10kg。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン