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ダイエーOMCとネオテニー、決済やセキュリティーを提供する合弁会社を設立

2000年04月18日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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(株)ダイエーオーエムシーと(株)ネオテニーは18日、都内において、インターネットの決済やセキュリティー機能を開発、提供する合弁会社を設立すると発表した。

新会社は5月末に東京都港区に設立の予定。資本金3億円でダイエーOMCが70パーセント、ネオテニーが30パーセントを出資する。会社名は世界各国の商標を確認中で、現時点では未定だという。

新会社の代表取締役社長には、現ダイエーOMCのカード営業本部eビジネスプロジェクト、プロジェクトリーダーである久保雄二氏が就任する。取締役会長にはネオテニー代表取締役社長の伊藤譲一氏が就任の予定としている。

新会社の代表取締役社長に就任予定の久保雄二氏
新会社の代表取締役社長に就任予定の久保雄二氏



ネオテニーの伊藤譲一社長
ネオテニーの伊藤譲一社長



新会社の事業は、セキュリティーを重視したICカードの開発、ネット犯罪や不正使用に対応したインターネット専用保険の開発と提供、プライバシー保護を重視したデータベースマーケティングの展開、リアルな店舗とインターネットの店舗を連動させたポイント制度の提供、電子モールの運営などとなっている。

決済機能は、ダイエーOMCから新会社へ設立と同時に移管予定のISPが運営するモール“eコレ!ねっと”で提供される。または決済時にジャンプしてもらう形での提供で、ゲーム、音楽のダウンロードといった小額決済に対応する予定だという。

事業のキーワードは「決済とセキュリティー」(久保氏)で、「保険と認証がキーポイント」(伊藤氏)だという。ダイエーOMCの舟橋裕道代表取締役社長は、「既存の600万人のダイエーOMC会員、1万2000店のダイエーグループの店舗、そして約29万店のOMCカード加盟店という接点の強みを持っている。リアルに加えて、バーチャル市場での顧客獲得により、より収益力をあげたい。セキュアブランドとしてのブランドを築いていきたい」と語った。

事業の目標は、「初年度で売上100億円、2年目で黒字を目指す」(久保氏)という。

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