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マイクロソフト、“Microsoft SQL Server 2000プレスセミナー”を開催

2000年04月18日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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マイクロソフト(株)は、“Microsoft Windows DNA 2000 Readiness Conference featuring SQL Server 2000”の開催に伴い、本日カンファレンス会場である都内ホテルで、報道関係者向けに“Microsoft SQL Server 2000プレスセミナー”を行なった。

プレスセミナーでは、カンファレンスの基調講演を行なった米マイクロソフト社のJon Roskill(ジョン・ロスキル)氏が再度壇上に立ち、『Microsoft SQL Server 2000』の製品概要を紹介した。

米マイクロソフト社のJon Roskill氏米マイクロソフト社のJon Roskill氏



同氏は、「SQL Server 2000は、ECサイトにとって最良のデータベースサーバー。拡張性と信頼性を向上させ、管理しやすいデータベースサーバーとなっている。データウェアハウスにとってもベストなプラットフォームだ」

「ECサイト向けにXMLサポートを強化した。XML文書を作成/検索できるほか、“update gram”によりXMLデータのアップデートも可能だ。将来的には、Windows DNA 2000の構成要素のである“Commerce Server”や“BizTalk Server”との統合も行なわれる。拡張性の向上として、最大64GBのRAMに対応するほか、CPUを最大32基までサポートする」

続いて、新たに追加されたデータ分析機能“Data Mining Services”のデモを行なった。デモでは、マイクロソフトの社員約1700人を対象に、どんな映画が好きかアンケートを取った結果データを元に、男性に人気のある映画や40歳代に人気の映画などを分析、ユーザーが個人情報を入力するとその分析データをベースにおすすめの映画を表示するというもの。年齢と性別、既婚/未婚のデータを入力すると、その個人情報に合った映画をおすすめ順に20タイトルほど表示する。さらに簡単な性格/IQテストを行なうと、おすすめ映画タイトルの内容や順番が入れ替わり、その人に合った映画を表示できる。このデータ分析機能は、ECサイトにおけるマーケティングキャンペーンに利用できるという。

さらに同氏は、SQL Server 2000の製品ラインを発表した。もっとも拡張性/機能性の高い『Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edioton』をはじめ、『同 Standard Edition』、『同 Personal Edition』、『SQL Server 2000 Desktop Engine』、『同 Developer Edition』、Windows CEに対応した『SQL Server 2000 Windows CE Edition』が用意されている。詳細は明日米国で正式発表するという。

SQL Server 2000の日本語版については、β版を5月中~下旬に提供する。製品版のリリースは今年後半になるとしている。

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