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JMAS、MicroStrategyと提携しBIソフトを発売と発表

2000年04月13日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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システムインテグレーターの(株)ジェーエムエーシステムズ(JMAS)は13日、米MicroStrategy社と提携し、同社のビジネスインテリジェンス(BI)ソフトを国内で販売すると発表し、都内で発表会を開いた。BIは、データベースに蓄えた顧客情報を分析し、その結果に基づいてマーケティングを展開するなど、情報をち密に分析することで企業の意志決定を支援する手法。JMASではMicroStrategy社の製品を通信や金融など大手企業へ売り込む。

JMAS社長の丸尾健司氏(右)とMicroStrategy社アジアパシフィック担当ディレクターのジョン・ディクソン氏
JMAS社長の丸尾健司氏(右)とMicroStrategy社アジアパシフィック担当ディレクターのジョン・ディクソン氏



提携により、JMASではMicroStrategy社のBIコンポーネント群を販売する。同社のコンポーネントを組み合わせることで、膨大な顧客情報を分析し、その結果を基に顧客へのさまざまな提案を電子メールで送信するといった効果的なマーケティングが可能になるという。同社によると、世界30ヵ国に900社以上の導入実績があり、米移動体通信事業大手のAT&T Wireless社など大手企業で採用されているという。

JMASは(社)日本能率協会から分離独立したシステムインテグレーター。JMASでは今後、製品のローカライズを行ない、今夏にも製品を発売する予定。価格は未定。通信や金融など、顧客データを多く抱える大手企業向けに売り込みをかけ、初年度の売上8億円を目指す。

JMAS社長の丸尾健司氏は、「提携で、BIのプラットフォームをトップ企業に提供していく。製品販売にとどまらず、コンサルティングや教育までトータルに用意する」と述べた。

MicroStrategy社アジアパシフィック担当ディレクターのジョン・ディクソン(John Dickson)氏は、「今年はアジアパシフィック地域でMicroStrategyが拡大する年。日本企業での導入実績が高いJMASと組んだことで参入を成功させた」と語った。

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