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日本IBM、“Aptiva Eシリーズ”の新製品3機種を発表――DVD-ROMドライブやPentium III搭載機種を追加

2000年04月12日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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日本アイ・ビー・エム(株)は12日、同社のコンシューマー向けパソコン“Aptiva Eシリーズ”の新製品を発表した。CPUにK6-2-533MHzを搭載した低価格タイプの『47L/M』に加え、Celeron-600MHzとDVD-ROMドライブを搭載した『50L/M』、Pentium III-667MHzとCD-R/RWドライブ搭載のハイエンドモデル『52L/M』の3機種。新設計の筐体を採用し、従来と比べ容積で約3割の小型化が図られている。価格はオープン。同社の直販サイト“IBM PC Direct”での価格は47Lが7万9800円から、50Lが11万4800円から、52Lが17万1800円となっている。

筐体デザインは3機種で共通。写真は15インチCRTディスプレー付属モデル
筐体デザインは3機種で共通。写真は15インチCRTディスプレー付属モデル



3機種とも同じ新デザイン“スリムタワー”筐体を採用。サイズは幅90×奥行き382×高さ307mm、重さ約7kgで、前機種と比べ容積で33パーセント小さくなっているという。キーボードは電子メールの受信やウェブブラウザー起動を一発で行なえる“EZボタン”を備えた“ラピッドアクセスキーボード”となっている。

モデムは56Kbps(V.90対応)、100BASE-TX/10BASE-TのEthernetポートを標準で備えた。そのほかのインターフェースは、PS/2×2、パラレル×1、シリアル×1、ディスプレー×1、USB×4(前面×2、背面×2)、ラインイン/アウト各×1。最大出力2Wのステレオスピーカーが付属する。

製品ファミリー番号の後に付くMとLは、バンドルされるオフィスソフトの違いを表わしている。47M/50M/52Mがマイクロソフト(株)の『Office 2000 Personal』、47L/50L/52Lがロータス(株)の『SuperOffice 2000』。さらに同社の音声認識ソフト『ViaVoice Millenium Pro』と、(株)ジャストシステムの音声認識対応日本語入力システム『VoiceATOK3』が付属する。OSはWindows 98 Second Edition。

低価格モデルの『47L』『47M』


17インチCRTディスプレー搭載モデル
17インチCRTディスプレー搭載モデル



47Lと47Mは、CPUにK6-2-533MHzを採用した低価格モデル。チップセットはグラフィックス・オーディオ統合型のSiS 540を採用。メモリーは64MB(SDRAM、最大256MB)、HDDは15GB(Ultra ATA/66)、CD-ROMドライブは最大40倍速となっている。出荷開始は4月21日。

価格はディスプレーの種類によって異なる。IBM PC Directでの価格は以下の通り。

モデル名 ディスプレーなし 15インチCRT 17インチCRT 17インチフルフラットCRT 15インチTFT液晶
47L(SuperOffice 2000) 7万
9800円
9万
9800円
11万
7800円
11万
9800円
17万9800円
47M(Office 2000 Personal) 9万
9800円
11万
9800円
13万
7800円
13万
9800円
19万9800円


DVD-ROMドライブを搭載した中位機『50L』『50M』


17インチフルフラットCRTディスプレーモデル
17インチフルフラットCRTディスプレーモデル



50Lと50Mは、CPUにCeleron-600MHzを採用し、DVD-ROMドライブ(最大8倍速、CD-ROMドライブとしては最大40倍速)を搭載した中位機。チップセットはグラフィックス・オーディオ統合型のSiS 630。64MBのメモリー(SDRAM、最大256MB)、20GBのHDD(Ultra ATA/66)を搭載している。出荷は5月12日を予定している。

IBM PC Directでの価格は以下の通り。

 

モデル名 ディスプレーなし 15インチCRT 17インチCRT 17インチフルフラットCRT 15インチTFT液晶
50L(SuperOffice 2000) 11万
4800円
13万
4800円
15万
2800円
15万
4800円
21万4800円
50M(Office 2000 Personal) 13万
4800円
15万
4800円
17万
2800円
17万
4800円
23万4800円


Pentium IIIとCD-R/RWドライブ搭載の上位機『52L』『52M』


15インチTFT液晶ディスプレー搭載モデル
15インチTFT液晶ディスプレー搭載モデル



52Lと52Mは、FSBが133MHzのPentium III-667MHzと、CD-R/RWドライブ(読取り32倍速・書き込み/書き換え4倍速)を搭載したハイエンドモデル。筐体は同じだが、前面にPCカードスロットを備えており、デジタルカメラで撮影した画像といったデータの取り込みに配慮している。チップセットは50L/Mと同様にグラフィックス・オーディオ統合型のSiS 630を採用。メモリーは128MBのSDRAM(最大256MB)、HDDは20GB(Ultra ATA/66)。出荷開始は5月12日。

IBM PC Directでの価格は以下の通り。

モデル名 ディスプレーなし 15インチCRT 17インチCRT 17インチフルフラットCRT 15インチTFT液晶
52L(SuperOffice 2000) 17万
1800円
19万
1800円
20万
9800円
21万
1800円
27万1800円
52M(Office 2000 Personal) 19万
1800円
21万
1800円
22万
9800円
23万
1800円
29万1800円

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