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NTT、400万画素のSHDムービーの広帯域伝送実験に成功と発表

2000年04月12日 00時00分更新

文● 編集部

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日本電信電話(株)は11日、従来のデジタルムービーの画質を4~6倍上回る400万画素の“SHDムービー(Super High Definition Movie)”の広帯域伝送実験に成功したと発表した。





これは、千葉市にある通信・放送機構の幕張ギガビットリサーチセンターと横須賀市にあるNTT先端技術総合研究所・未来ねっと研究所の間で、最大6Gbpsの画像データをJPEG方式を用いて150~600Mbps(毎秒24~60フレーム)まで圧縮し、JGN(Japan Gigabit Network)により伝送を行なったもの。32対のATMデータストリームとJPEGプロセッサーアレーを組み合わせて並列に動作させたSHDデコーダーシステムを開発し、光ファイバーを用いた広帯域ネットワークによって実用的に伝送できる見通しが得られたとしている。この成功は、フィルム映画と同等以上のデジタル画像を、ネットワークを利用してリアルタイムに提供するさまざまな画像情報サービスの実用化に繋がるとしている。



NTTでは、引き続きこの技術の有効性を検証していき、確認された技術をベースに、データ圧縮率、精細度の向上、周辺技術の検討を進め、次世代マルチメディアネットワークの画像配信サービスの実現を目指していくという。

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