富士通(株)は12日、タブレット型のペンコンピューター『FM PenNote
モデルT3』(FMPENT3W8)を発売した。価格は36万8000円。5月下旬より出荷する。これは企業向けモバイル端末として商品化されたタブレット型のペンコンピューター。
『FM PenNote モデルT3』(FMPENT3W8) |
10.4型TFTカラー液晶ディスプレー(800×600ドット1677万色表示)を搭載し、ポインティングデバイスとしてペンとタッチパネルを採用する。液晶パネルの表面とタッチパネル部分に反射防止処理を施し、屋外での視認性を高めたという。また、ハードディスク周辺に衝撃吸収材を使用することで対衝撃性を高めたほか、振動によるハードディスク故障の発生率を低くしたという。モバイルCeleron-400MHz、64MBのSDRAMメモリー、6GBのHDD、最大56kbpsのV.90/K56flex規格準拠の内蔵モデム、100BASE-TX/10BASE-TのLANインターフェースを搭載する。OSはWindows
98。電源供給方式はACアダプター、またはリチウムイオンバッテリー(内蔵)。バッテリーパックはリチウムイオン10.8V
2600mAhで、バッテリーの稼動時間は2.5時間、充電時間は約4時間。消費電力は約53W以下(ACアダプター使用時)。本体のサイズは幅284×奥行き216×高さ27.4mmで、重さは約1.5kg(バッテリー含む)。なお、CD-ROMドライブ、FDDドライブ、キーボードは外付けのものがオプションとして用意される。また専用オプションとしてスタンド『ポートリプリケータ』(FMP-CBX5、価格は3万円)、バッテリーパック『FMP-EP7』(同2万円)、充電器『FMP-CA5』(同2万5000円)が用意される。