サン・マイクロシステムズ(株)は10日、デジタル放送用システムの中核となるプラットフォーム『Sun
StorEdge Media Central』を発表した。検証済みシステムの販売を、放送局システムの開発企業などを対象に、5月上旬に開始する。価格は、12Mbpsで26時間のオンラインストレージが可能なエントリープラットフォームが900万円。
『Sun StorEdge Media Central』 |
『Sun StorEdge Media Central』は、放送局などで、デジタル放送やデジタルコンテンツの管理/インターネット配信を行なう際に、放送局用システムの中核となるプラットフォーム。同製品を導入することにより、映像の取り込み、編集、蓄積、送出などの作業を省力化できる。同製品は、サーバー機『Sun
Enterprise』、記憶装置『StorEdge ディスクアレイ』、コンテンツ管理/配信ソフト『Sun
StorEdge Media Central 1.0』で構成される。さらに、『Sun StorEdge Media
Central 1.0』は、MPEG-2形式ファイルへ一定速度でアクセス可能な“Video
Storage Manager”、ファイルアクセス管理を行なう“Video Server Session
Manager”、Java API準拠のコンポーネント“VideoBeans”で構成される。同製品は、プラットフォームに依存しないJava技術の採用により、他社の放送機器や放送用アプリケーションなどと組み合わせて、放送局用システムを構築できる。同プラットフォームのソフトウェアを研究開発目的で利用する場合には、米サン・マイクロシステムズのホームページ(
http://www.sun.com/storage/media-central/index.html)からダウンロード可能。