ソフトボート(株)は4月6日、富士通(株)のpicoJava評価キット向けに、picoJava用開発ツール『High C/C++/EC++ & SeeCode』の評価版を、4月30日から無償で提供すると発表した。
『High C/C++/EC++ & SeeCode』は、米サン・マイクロシステムズ社のpicoJava-I/IIコアをもとに開発されたpicoJavaチップ用の開発ツールで、C/C++コンパイラーとソースレベルデバッガーをセットにしたもの。C/C++コンパイラー“High C/C++/EC++”はC/C++ソースからJavaバイトコードを生成し、Embedded C++にも対応。“SeeCode”は、シミュレーターエンジンを搭載したソースレベルデバッガーで、ローカル変数、グローバル変数、メモリーなどの内容を専用ウインドウで表示する。そのため、富士通製picoJava評価キットなどを用いてpicoJava組み込みシステムを開発する場合に、アプリケーションの開発からテストまで行なえるという。同製品は、米MetaWare社が開発し、日本ではソフトボートが国内総代理店となり販売している。価格は、Windows 95/98/NT 4.0版が79万8000円、Solaris版が115万円。