日本ヒューレット・パッカード(株)は、CPUにPA-8600を採用したUNIXサーバーの最上位機種『HP9000 エンタープライズ・サーバ モデルV2600』、および中位機種『同 N4000』を4月1日に発売する。
『V2600』は、CPUに同社の64bitRISCプロセッサー『PA-8600』(552MHz)を採用し、最大32基まで搭載可能。メモリーは最大32GB(ECC対応)まで内蔵できる。ストレージは外付け型で最大50TBまで搭載できる。OSはHP-UX
11。価格は、PA-8600-552MHz×2基と1GBのメモリー、9GBの外部HDDを搭載し、10/100BASE-TX対応LAN×1を装備したモデルが5712万5000円から。
『V2600』 |
『N4000』は、CPUにPA-8600(550MHz)を採用、最大8基まで搭載可能。メモリーは最大32GB(ECC対応)まで内蔵できる。ストレージは外付け型で最大71TBまで搭載できる。OSはHP-UX
11。価格は、CPUにPA-8600-550MHz×1基を採用し、512MBのメモリー、10/100BASE-TX対応LAN×1、Ultra
SCSIディスク×1を備えたモデルが1455万8000円から。
『N4000』 |
また同社は、両製品の発売に伴い、PA-8500を搭載した既存モデルの価格改定を行なう。例えば、PA-8500×4基/メモリー4GB搭載の『HP9000
モデル V2500』は9769万2000円から7100万2000円と27パーセントの値下げ、『HP9000
モデル N4000』は9549万1000円から6477万6000円と32パーセントの値下げとなる。これらの新価格は、4月1日に適応される。
さらに同社は、両製品をOEM供給し、供給メーカー各社も一斉に新製品を発表した。
(株)日立製作所は、『HITACHI 9000Vシリーズ サーバ』の『VC2600』を7月中旬に、『N4000』を5月末に発売する。価格は、CPUにPA-8600-552MHz×2基を採用し、メモリーを2GB、外付けHDDを9GB搭載したモデルが6098万9000円から。CPUにPA-8600-550MHz×1基を採用し、メモリーを1GB、HDDを9GB搭載したモデルが1663万5000円から。
三菱電機(株)は、『MELCOM ME Sシリーズ』の『ME SV2600』、および『同
SN4000』を5月10日に発売する。価格は、CPUにPA-8600-552MHzを採用し、メモリーを1GB~32GBまで、HDDを最大288GBまで搭載する『ME
SV2600』が5712万5000円から。CPUにPA-8600-550MHzを採用し、メモリーを512MB~32GBまで、HDDを最大36GBまで搭載する『ME
SN4000』が1447万円から。
日本電気(株)は、『NX7000シリーズ』の『NX7000/V2600』、および『同N4000』(強化機)を4月28日に発売する。価格は、CPUにPA-8600-552MHzを採用し、メモリーを最大32GB、外付けHDDを最大60TB搭載する『V2600』が5731万円から。CPUにPA-8600-550MHzを採用し、メモリーを最大32GB、HDDを最大36GB搭載する『N4000』が、1453万円から。
沖電気工業(株)は、『OKITAC9000 V2600』および『同 N4000』を4月5日に発表する。