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日本ナスダック協会、ナスダック・ジャパンの上場基準とディスクロージャー基準、取引ルールの大綱を承認

2000年03月16日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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日本ナスダック協会は15日、同協会の第1回会合を開催し、ナスダック・ジャパンの上場基準とディスクロージャー基準、取引ルールの大綱を承認したと発表した。あわせて、アサヒビール(株)名誉会長の樋口廣太郎氏が会長に、ソフトバンク(株)代表取締役社長の孫正義氏が副会長に、正式に就任したことも公表した。

恒例になってしまった感のある握手の図。樋口廣太郎会長(中央)、孫正義副会長(右から2人目)
恒例になってしまった感のある握手の図。樋口廣太郎会長(中央)、孫正義副会長(右から2人目)



同協会の委員は、2月に行なわれた会見で樋口会長が、投資家も含めて20名程度で構成する予定と話していた通り、会長と副会長を含めて、総勢26名で構成されている。

証券会社の役員のほか、(株)イトーヨーカ堂代表取締役社長の鈴木敏文氏やオリックス(株)代表取締役社長の宮内義彦氏、積水ハウス(株)取締役会長の奥井功氏、近畿日本鉄道(株)代表取締役会長の田代和氏が委員となった。

同日、承認された大綱は、これまでの内容から変更点はなし。会合では「活発な意見が出た」(樋口会長)という。取引時間が大阪証券取引所と同じになっていることに対して、早期に24時間体制へ移行することを求める意見や、社外取締役を1名以上置くべきなどの意見が出たという。これらの意見は今後、大綱を改正する際に検討するとしている。

今後のスケジュールについて、大阪証券取引所理事長の北村恭二氏は、「来週の大証の理事会で正式に上場基準を決定する。そして、大阪証券取引所が規則改正し、大蔵省の認可というはこび。4月中に認可が下りれば、5月上旬に上場申請を受け付け、6月に上場となる」と説明した。

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