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NECのパソコンはこうやって作られる!! 基板製造から出荷まで一連のプロセスを紹介――NEC群馬工場見学会より

2000年03月09日 00時00分更新

文● 編集部 井上猛雄

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組み立てライン。6人1チームで分業(セル 方式、屋台方式)。CPU、メモリーなど、ユ ーザーの要望するスペックに合わせて部品 を取り付けていく組み立てライン。6人1チームで分業(セル 方式、屋台方式)。CPU、メモリーなど、ユ ーザーの要望するスペックに合わせて部品 を取り付けていく




このラインでは検査や試験も行なう。写真は簡易型の
振動試験機(このときの試験内容は、周波数15Hzから
30Hz、加速度0.5Gで平均1分)。絶縁耐圧試験もある

ソフトウェアインストール用サーバーシステム。完成した パソコンにソフトを自動でインストールする。並行して エージングも行なわれる
ソフトウェアインストール用サーバーシステム。完成した パソコンにソフトを自動でインストールする。並行して エージングも行なわれる


最終検査、梱包ラインを経て、出荷作業。 完成したパソコンを配送する最終検査、梱包ラインを経て、出荷作業。 完成したパソコンを配送する


全事業をインターネット分野に注力し、カンパニー制を導入

見学会前の説明は以下のとおり。

日本電気は、全事業をインターネット分野に注力し、2002年までにBIGLOBEを1000万人以上のユーザーが集うオープンな“創発”の場としていく。カンパニー制を導入し、組織をNECソリューションズ、NECネットワークス、NECエレクトロンデバイスとして再編する。今回見学したパソコン事業は、NECソリューションズの中のパーソナル事業ラインにあたる。さらにこの事業ラインは、PC本体、TAやプリンターなどの周辺機器関、ソリューションなどの事業に分かれている。

サプライチェーンマネジメントを改革。生産能力は月産で約20万台

NEC群馬は、敷地面積8万7700平方メートル、建物3万3100平方メートルを有する日本電気のパソコン製造拠点の1つである。従業員は970名、'98年度の売り上げは1600億円強、生産能力は月産で約20万台。現在75パーセントから80パーセントの稼動率だという。

同社は、'98年には環境マネージメントシステムの“ISO14001”を、'93年(パソコン)および'95年(ストレージ)には品質システムの“ISO9000”を取得。PC事業部では、顧客のニーズに合わせたモデルを短時間で供給するためにサプライチェーンマネージメントを改革し、需要の変化に対応できるシステムを構築している。

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