カシオ計算機(株)は、時計の新製品を中心とした、報道関係者向け展示会“CASIO
Press Gallery 2000 Spring-Summer”を開催した。
この新製品の展示会は、昨年から半期ごとに開催されており、今回で3回目。今回はカシオが2000年春から夏にかけて発売を予定している製品およそ200種類が展示された。
展示は、製品ごとにいくつかのコーナーに分かれて展示されていたが、最も人気を集めていたのは今年1月に発表された、腕時計型デジタルカメラ『リストカメラ
WQV-1』と腕時計型MP3プレーヤー『リストオーディオプレーヤー WMP-1V』だった。特にWQV-1は、同社羽村工場から前夜に届いたという、実際に撮影することのできる唯一の実機で、各メディアの注目となっていた。
『リストカメラ WQV-1』16階調の120×120ドットSTN液晶モニターを備え、最大100枚までの画像を記録可能。5月発売予定で価格は2万2000円 |
WQV-1の上部にあるCMOS画像センサー部分 |
オプションで発売されるPCとの接続キットで、WQV-1の画像を読み出したり、逆に書き込んだりできる |
『リストオーディオプレーヤー WMP-1V』。高音質モードで33分の音楽を収録でき、最大4時間の再生が可能。3月30日発売で、価格は3万7000円 |
そのほか、カシオの人気ウォッチである『G-SHOCK』、『BABY-G』、『PROTREK』シリーズの新製品が展示されていた。また、クロック(壁掛け時計や置き時計を指す)では、今後同社はほぼすべての製品を*電波時計製品にするということで、電波時計の『WAVE
CEPTOR』シリーズの展示を行なっていた。
*電波時計:郵政省通信総合研究所が運用している標準電波送信所からの電波を受信して、正確な時刻を表示する時計。
展示会の端では、カシオの歴代の腕時計のCMが流され、山口百恵の「デジタルはカシオ」の声に振り向く記者も見受けられた。
右側にある赤外線を利用した温度センサーで、離れた場所の水温などを測ることができるという、『シー・パスファインダー』。3月25日発売で、価格は2万6000円~3万8000円 |
これもシー・パスファインダーだが、こちらはスキューバダイビングを楽しむ人向けに、水圧や水温を自動記録する機能を備えたモデル。5月発売予定で、価格は5万9000円 |
電波時計『WAVE CEPTOR』のラインアップ。壁掛けのほか目覚まし時計などがある。価格は2900円から |
こちらは薄型ファッションウォッチ『PELA』シリーズ |
『G-SHOCK』シリーズのニューモデル『MT-G』の松坂大輔シグネチャーモデル。裏に松坂投手のサインが刻印されている。3月発売で2万6000円 |
女性向けの新BABY-Gシリーズ『Reef』。5月発売で1万4000円 |