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東芝が750p対応のフラットワイドテレビを発表

2000年02月25日 00時00分更新

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(株)東芝は24日、都内で同社のフラットワイドテレビ『FACE』の新製品を発表した。新製品は28インチと36インチが2モデルずつ、32インチが3モデルの計7モデル。

新製品発表にあたって挨拶をする東芝の映像事業部長の山崎銀哉氏
新製品発表にあたって挨拶をする東芝の映像事業部長の山崎銀哉氏



新製品の特徴は、同社が“ポスターフレームデザイン”と呼ぶ前面の形状。ブラウン管の強度を確保する部材のスリム化により、フレーム部分のスリム化を実現。正面の圧迫感がなくなったほか、設置スペースが少なくなり、古い機種からの買い換え時にはワンサイズ上の製品を置くことができるという。また従来の同サイズの製品よりも画面が大きく感じられるという効果もあるという。

左から36インチ、32インチ、28インチの新FACEシリーズ。ブラウン管の縁取りが明らかに細いのがわかる
左から36インチ、32インチ、28インチの新FACEシリーズ。ブラウン管の縁取りが明らかに細いのがわかる



通常のインターレース表示のテレビ放送をプログレッシブ化する“デジタルVプログレッシブ”機能を全モデルに装備した(この機能は動画時の動き検出アルゴリズムがクオリティーを左右するため、各社の技術力の見せどころになっている)。プログレッシブ処理時には画面全体で6800ポイントの検出点で動き方向を検出。検出された動きに応じてそれぞれ352通りのアルゴリズムで対応することで、同社の従来比で約2倍の解像度を実現している。このほか映画素材に対して不自然なプログレッシブ表示にならないよう検出する“ファインシネマ機能”、デジタル処理でゴースト(二重映り)をキャンセルする“ゴーストリダクション機能”、色温度やホワイトバランスなど11のパラメータを調整できる“映像プロ調整機能”などを装備している(ゴーストリダクションと映像プロ調整機能はZP30モデルには搭載されない)。

旧モデルとのプログレッシブ機能の比較デモも行なわれた。斜め方向の線の汚さやちらつきが大幅に改善されていた
旧モデルとのプログレッシブ機能の比較デモも行なわれた。斜め方向の線の汚さやちらつきが大幅に改善されていた



注目されるのは最上位の2モデルがコンシューマー製品では初めてのD4端子を搭載した点。D端子はデジタルテレビとデジタル放送対応チューナー間を接続する専用端子のことでD1~D5までの5種類が用意されている(数字が増えるほど転送レートが増える)。最上位モデルの32ZX720と36ZX720は、D3端子の525i、525p、1080iに加えて750pにも対応するD4端子を装備。将来の高解像度のデジタル放送にも対応できる。端子数も4と多い。

価格は表の通り。4月1日から順次出荷される。

型番 画面サイズ 価格 発売日
36ZX720 36 33万5000円 5月1日
32ZX720 32 28万円 4月16日
36ZP50 36 30万円 5月1日
32ZP50 32 24万5000円 4月1日
28ZP50 28 17万5000円 4月1日
32ZP30 32 オープン 6月1日
28ZP30 28 オープン 5月16日

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