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米J-women.com、日本女性向けのポータルサイト“J-women.com”を開設--シリコンバレーからバイリンガルで情報を提供

2000年02月25日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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米J-women.com社は24日、日本女性向けのポータルサイト“J-women.com(ジェイウーマン ドット コム)”を開設すると都内で発表した。この会社は三菱商事(株)内のプロジェクトを法人化する形で、米国内のベンチャーキャピタルから出資を受けて、今年1月10日付けでカリフォルニア州・シリコンバレーに設立したもの。CEOには、米国三菱商事のパロアルトオフィスで半導体ベンチャーの発掘事業を手掛けていた松原純子氏が就任した。今後、“J-women.com”の立ち上げと運営に関する事業を行なう。

CEOに就任した松原純子氏 CEOに就任した松原純子氏



“J-women.com”は、現在すでに仮オープンしており、今年4月より本格スタートする予定。松原氏は、同サイトの想定読者について「日本の女性は、自分を高めることに時間とお金をおしまない。向上心の一環として、英語・アメリカへのあこがれは根強く、プロフェッショナルかつ、バイリンガルとその予備軍の女性をターゲットにしたい」と語った。

掲載するコンテンツの多くは、英/日のバイリンガル表記で掲載し、英単語を日本語でポップアップ表示する米センティアス社の英和翻訳プラグイン“RichLink”に対応させる予定。また、三菱商事グループのバックアップで内外の企業と提携し、情報記事で紹介する製品の多くを購入できるサービスを提供する。現在、提携先として名前が挙がっている企業は、(株)三省堂書店、(株)日本交通公社など。「女性向けサイトの勝者がだれが、その結果はまだ出ていない。“J-women.com”は女性向け情報サイトというよりEコマースのサイト。儲かるサイトを作りたい」と、松原氏は語った。

“J-women.com”のトップページ。現在は仮オープンの状態
“J-women.com”のトップページ。現在は仮オープンの状態



同社の売上目標金額は非公開。ビジネスモデルは、Eコマース提携先からの報酬のほか、バナーなど広告収入、マーケティング・コンサルティング事業による収入のほか、サイト読者を対象とした会員組織を作り、セミナーやミーティングの運営を手がけ収入を得る予定。会員組織の目標規模は、2000年末までにアクティブな会員5万人。

新会社の資本金は100万ドル(約11億円)で、出資比率は、米国三菱商事25パーセント、松原氏25パーセント、米Sevin Rosen Funds社30パーセント、ストックオプション20パーセント。現在の従業員数は6名。24~36ヵ月後のナスダック株式公開を目指すとしている。

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