“CeBIT 2000”で、台湾のVIA Techonologies社は同社の最新CPU『VIA Cyrix III』のデモを行なった。だが大々的にPRは行なわず、ブースに立ち寄る人も少なかった。米AMD社のブースでは、Athlonの1GHz版のデモを行なっていたが、これも小規模でやや寂しい内容となった。
VIAは22日(米国時間)、x86互換プロセッサーとしては初のSocket 370ピンコンパチブルのCyrix
IIIを発表した。“Joshua(ジョシュア)”とのコードネームで以前からその価格性能比が取りざたされていたため、ようやくの発表にCeBITのブースでも大展開するのかと思われたが、非常におとなしい展示にとどまった。
Soclket370対応のマザーボードに装着されたJoshuaのメカニカルサンプル |
「本物のCyrix IIIを見せて」と言うと、これを示された。ロゴが見たいからファンを外してくれと注文すると、「最終日に来てくれ」との返事 |
起動時のBIOS画面を見せてくれた。動作クロック自体は400MHzと表示されている |
AMDのブースでは、Athlon-1GHzのデモを行なっていた。担当者は「年内には発売できる」との控えめなコメントを示すにとどまった。周囲の台湾メーカーが大々的にブースを構えていたのに対し、ドイツ国内(ドレスデン)に工場も持っているAMDとしては、非常におとなしい印象を受けた。
Athlon-1GHzが搭載されているというマシン。特にベンチマークを見せるでもなく、無造作に置かれていた |
KX133チップセット搭載マザーボードなどを展示 |
“Easy PC”も置かれていた |