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松下、ワイヤレス通信が可能なB5サイズノートPC“Let'note A1シリーズ”を発表

2000年02月21日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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松下電器産業(株)は、ノートPC“Let'snote(レッツノート)”シリーズの新製品として、屋内/屋外でワイヤレスのインターネット接続が可能なコンシューマー向けB5サイズノートPC“Let'note A1シリーズ”『CF-A1ER』、『CF-A1EV』を発表した。

本体にマグネシウム合金を採用したB5サイズノート“Let'note A1”
本体にマグネシウム合金を採用したB5サイズノート“Let'note A1”



CF-A1ERは、本体にワイヤレス通信モジュールを搭載しており、標準で付属する“ワイヤレスステーション”を屋内の電話回線に接続すると、ノートPC側のワイヤレス通信モジュールとワイヤレス通信が行なえる。ワイヤレスステーションとノートPC間のデータ通信はPIAFS64Kで行ない、ワイヤレスステーションがPIAFSデータを56kbpsモデムデータに変換し、電話回線につなげる仕組み。ワイヤレス通信の保証範囲は100m。

CF-A1EVは、ワイヤレス通信モジュールの代わりに、56kbpsモデム(V.90/K56flex対応)を内蔵したモデル。

両機種とも、CPUにモバイルCeleron-400MHzを採用、64MBのメモリー(SDRAM)と6GBのHDD(Ultra-ATA対応)を搭載する。ディスプレーは、10.4型ポリシリコンTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/約1600万色)を装備している。グラフィックは米NeoMagic社のNM2200でVRAMは2.5MB。外付けの3.5型FDD(1.44MB/1.2MB/720KB対応)を同梱する。また、携帯電話/PHS共用のデータ通信用カードを内蔵しており、別売の携帯電話/PHSケーブルを接続することで、通信カードなしにワイヤレス通信を行なえる。

インターフェースは、i.LINK(S400)、USB、マイク入力、ヘッドホン出力、拡張バスコネクター、赤外線通信ポート(IrDA1.1準拠)。また、CF-A1EVはモデム用モジュラージャックを装備する。ポインティングデバイスはスマートポインターIIIで、PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)。

バッテリー駆動時間は、標準バッテリーで2時間、大容量バッテリーソウ装着時で6時間。本体サイズは幅255×奥行205×高さ23.8mm、重量は約1.18kg。

OSはWindows 98 Second Ediotion。ソフトウェアは、画面上のアイコンをダブルクリックするだけで、“Panasonic Hi-HO”へフリーダイヤルで接続し入会手続きが行なえる『インターネットスターター』、ユーザーの性別と年齢を入力すると、おすすめホームページを紹介する『ウェブナビゲーター』、デジタルカメラに接続して動画や静止画を取りこめる『DVキャプチャー』、取り込んだ動画を電子メールに添付して送信できる『ムービーオンメール』、取り込んだ静止画に音声を付けて電子メールで送れる『ボイスオンメール』、静止画画像を似顔絵に変換できる『似顔絵メール』などが付属する。

また、『CF-A1ER』と『CF-A1EV』それぞれに、PCカード接続の16倍速CD-ROMドライブ『KXL-830AN-L』と、携帯電話接続ケーブル『CF-VCF31KJ』をバンドルしたモデル『PCC-DSA1ER』、『PCC-DSA1EV』も用意されている。

価格はすべてオープンプライス。『CF-A1ER』は3月11日発売で、推定小売価格が24万円前後。『CF-A1EV』は2月19日発売で、推定小売価格が22万円前後。『PCC-DSA1ER』は3月11日発売で、推定小売価格が25万円前後。『PCC-DSA1EV』は2月19日発売で、推定小売価格が23万円前後。

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