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米コンパック、Windows 2000とSQL Server 2000を使ったデータベースシステムにおいて、世界最高性能を達成と発表

2000年02月18日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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米コンパックコンピュータ社は17日(現地時間)、『Windows 2000 Advanced Server』と『SQL Server 2000』を使用し、12台の『ProLiant』サーバーを接続したシステムで、世界最高のトランザクション性能を達成したと発表した。

システム構成は、Pentium III Xeon-550MHzを8基搭載する『ProLiant 8500』12台を、同社のクラスターシステム“ServerNet”により接続したもの。このシステムの上で、Windows 2000 Advanced ServerとSQL Serverを使い、トランザクション性能の業界標準ベンチマークである*TPC-Cベンチマークで、22万7079.15tpmCを達成した。

TPC-C(TPC Benchmark C):TPC(Transaction Processing Performance)はデータベースやトランザクションの評価を行なう、非営利の業界団体。TPC-CはTPCが公開しているベンチマークの1つ。単位のtpmCは、1秒間に処理ができるトランザクション命令の数を表わす。

この値は、従来の最高性能だった、米IBM社の『RISC System 6000 Enterprise Server S80』と、『IBM AIX 4.3.3』および『Oracle 8i』が持つ13万5815tpmCを大幅に上回る。また、システムの価格をtpmCの値で割った、価格性能比を表わすPrice/tmpCは19.12ドル(約2100円)と、IBMシステムの52.7ドル(約5800円)から、大きく下がった。

この結果については、サンフランシスコで開催中の“Windows 2000 Expo”で行なわれたビル・ゲイツ氏の講演でも触れられた。

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