米メディア・メトリックス社は16日、日本法人を設立したことを正式に発表した。日本法人の正式名称は、“メディア・メトリックス・ジャパン株式会社”で、米メディア・メトリックス社の100パーセント子会社。代表取締役社長には元AOLジャパン会長の佐藤英丸氏が就任したという。
同社は、インターネット視聴率やデジタルメディアの利用状況を調査している企業。現在、米国、イギリス、オーストラリア、カナダ、スウェーデン、ドイツ、フランスにおいて事業展開しており、今回の日本法人の設立により、世界の全インターネット人口の75パーセント以上を抱えるエリアをカバーすることになるという。
メディア・メトリックス・ジャパンでは、インターネット視聴率のほか、電子メール、チャット、CD-ROMなどデジタルメディアやアプリケーションソフトの使用状況の情報を提供を予定している。いずれもユーザーの性別や年齢、居住地域といった属性情報も提供するので、ユーザー像を明らかにすることができる。そのほか、将来的にはパソコン以外の電子デバイスを通じてのインターネット視聴率や利用状況も提供していく予定だという。