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日本IBM、Windows2000搭載ノートパソコンを発表

2000年02月16日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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日本アイ・ビー・エム(株)は16日、企業向けノートパソコン『ThinkPad 600X』1機種と、個人向けノートパソコン『ThinkPad 570E』2機種を発表した。両製品ともマイクロソフト(株)の新OS『Windows2000』搭載モデルを用意。Windows NT 4.0も付属し、どちらか一方を選んで使用する“Choose&Recovery方式”を採用している点が特徴となっている。

企業向けノートパソコン『ThinkPad 600X』


『ThinkPad 600X』 『ThinkPad 600X』



ThinkPad 600Xは、企業向けA4サイズオールインワンノートパソコン。Windows2000 Professional搭載モデルのみで、オフィスソフトに『ロータス スーパーオフィス2000』を添付した『2645-8RJ』と、同ソフトと『Office 2000 Personal』の両方を添付した『2645-8SJ』の2モデルが用意された。Windows NT 4.0 WorkstationのCD-ROMも付属し、どちらかを選んで使用することが可能だが、ライセンスは1つとなっており、使用後に一方のOSに切り替える時はライセンスを購入する必要がある。

CPUはモバイルPentium III-500MHzを搭載し、チップセットは440BXを採用。メモリーは標準で64MBのSDRAM(最大576MB)、HDDは12GB(Ultra-ATA対応)。液晶ディスプレーは13.3インチTFT液晶(1024×768ドット、1677万色)を搭載し、グラフィックアクセラレーターはNeoMagic社のMagicGraph 256ZX、VRAMは4MBとなっている。

本体の“ウルトラスリムベイ”にはCD-ROMドライブのほか、FDD、オプションのZipドライブやセカンドHDDなどを排他で内蔵できる仕組み。PCカードスロットはType III×1/Type II×2(CardBus対応)、内蔵モデムは56kbps(V.90対応)。インターフェースはシリアル、パラレル、ディスプレー、マイク、ライン入力、ヘッドフォン、PS/2、外部ディスケットドライブ、拡張バスコネクター、USB、赤外線(IrDA 1.1準拠)を各1ポートずつ備えている。

バッテリーはリチウムイオン充電池を採用し、使用可能時間は3時間としている。サイズは幅300×奥行き240×高さ36.5mm、重さはCD-ROMドライブ装着時で2.5kg。

添付ソフトは、オフィスソフト『ロータス オフィス2000』やウイルス対策ソフト『Norton AntiVirus 5.0』など。『VoiceATOK2 for ViaVoice』も添付されるが、『ViaVoice』は付属しない。

価格は2645-8RJが42万5000円、2645-8SJが44万5000円。出荷開始は2月18日。

個人向けノートパソコン『ThinkPad 570E』


『ThinkPad 570E』 『ThinkPad 570E』



ThinkPad 570Eは、個人向けのA4サイズノートパソコン。CPUにモバイルPentium III-500MHzを搭載した『2644-6A7/6B7』と、同450MHzを搭載した『2644-5A7/5B7』の2機種で、それぞれWindows 2000搭載モデル(6B7、5B7)と、Windows 98 Second Edition搭載モデル(6A7、5A7)が用意された。600Xと同様、Windows 2000モデルにはWindows NT 4.0 WorkstationのCD-ROMも付属し、どちらかを選んで使用することが可能。

共通の仕様として、チップセットは440BXを採用。メモリーは標準で64MBのSDRAM(最大320MB)、HDDは6A7/6B7が12GB(Ultra-ATA対応)、5A7/5B7が6GB(同)。液晶ディスプレーは13.3インチTFT液晶(1024×768ドット、1677万色)を搭載し、グラフィックアクセラレーターはNeoMagic社のMagicMedia 256AV、VRAMは2.5MBとなっている。

本体と接続して使用する“ウルトラベース”が付属し、ウルトラベースのベイにCD-ROMドライブやFDD、Zipドライブなどを内蔵することでオールインワンパソコンとして使用することが可能。Windows 2000のACPIに対応しており、本体とのホットドッキングが可能という。

PCカードスロットはType III×1/Type II×2(CardBus対応)、内蔵モデムは56kbps(V.90対応)。インターフェースはシリアル、パラレル、ディスプレー、マイク、ライン入力、ヘッドフォン、PS/2、外部ディスケットドライブ、拡張バスコネクター、USB、赤外線(IrDA 1.1準拠)を各1ポートずつ備えている。

標準装備のリチウムイオン充電池での使用時間は3時間となっている。サイズは幅300×奥行き240×高さ28mm、重さは本体が1.87kg、ウルトラベースが0.8kg。

付属ソフトは、スーパーオフィス2000のほか、CD-ROM仮想化ソフト『CD革命/Virtual Ver3.0』、ファイルビューワーの『自在眼4ライト』、マルチメディア再生ソフト『IBMマルチメディア・エクスプローラーII for MP3』などとなっている。

価格と出荷日は、6A7が37万円で2月24日、6B7が38万5000円で3月31日。5A7は32万円で2月24日に出荷、5B7は33万5000円で3月31日の出荷開始となっている。

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