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宣伝会議、ウェブと出版に特化した雑誌を3月に創刊

2000年02月10日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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出版社の(株)宣伝会議は、『Web & Publishing 編集会議』(定価880円)を3月7日に創刊すると発表した。発行部数は8万5000部で、今後は隔月1日に発売される。同誌は出版とウェブの世界にフォーカスを当てた雑誌で、編集者やマスコミ志望の学生を主な対象読者としている。

『Web & Publishing 編集会議』『Web & Publishing 編集会議』



同社は『マスコミ電話帳』などで知られており、コピーライター養成講座なども運営している。Web & Publishing 編集会議では同社の神澤秀夫氏が編集長を務め、スタッフは5名。ほかに多数の外部スタッフを抱えるという。

同誌では、雑誌・書籍制作のノウハウ、編集テクニックの解説、人気ウェブジン・ウェブサイトの紹介、DTP(デスクトップパブリッシング)関連の技術情報、などを提供する。創刊と同時にウェブサイトも開設され(URLは未定)、編集側と読者が交流できるような場を設ける予定。

編集長の神澤氏は「メルマガやウェブジンといった、新しい分野が出てきている」と指摘し、「現場の編集者を誌面に招く」ことで、「次代の編集者への橋渡しをしたい」と意気込みを口にした。また、同誌をコミュニケーション分野の雑誌として位置付け、“明日を担う編集者を育てる”ことを目的にするという。

編集会議の編集長を務める神澤秀夫氏、「新しいジャーナリズム哲学を作っていきたい」
編集会議の編集長を務める神澤秀夫氏、「新しいジャーナリズム哲学を作っていきたい」



誌名にはWebとうたっているが、ウェブ関連と出版関連の比重に関しては、現状ではまだ出版の比重が多いとしながらも、“気持ちの上では五分五分”にしていきたいとのこと。また、同誌のコンセプトが“編集力”にあることから、「根底にあるのは内容・コンテンツの部分」(神澤氏)であり、必ずしも50対50に固定するものではないと説明した。

創刊号では“日本の編集長100人”という特集を組むほか、糸井重里氏と原田幸永アップルコンピュータ社長の対談が掲載される予定。また、同社では早期の月間化を目指したいとしている

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