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英BT、合弁会社“バーティカルネット・ヨーロッパ”の設立と4億5300万ポンドの'99年度第3四半期黒字決算を発表

2000年02月04日 00時00分更新

文● 編集部

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日本BT(株)の3日の発表によると、英BT社は現地時間の2月1日、同社と米バーティカルネット(VerticalNet)社、米インターネット・キャピタル・グループ(Internet Capital Group)社の3社が、インターネットビジネスコミュニティーを構築するための合弁会社“バーティカルネット・ヨーロッパ(VerticalNet Europe)”を設立したと発表した。また2日に、'99年度第3四半期('99年10~12月)の業績を発表した。

新会社は、インターネット・キャピタルのパートナー網と専門知識、バーティカルネットの企業間電子商取引コミュニティーに関する知識とノウハウを合せて、効果的な電子商取引サービスを企業に提供するために設立された。3社は、新会社に対し、資金および資産を合わせて1億4100万ポンド(約243億9300万円)以上投資する。バーティカルネットが筆頭株主になり、BTは新会社の株式を4700万ポンド(約81億3100万円)で33パーセント取得する。新会社のCEO(Chief Exective Officer)代行には、現バーティカルネットのビジネス開発および国際担当副社長のマリオ・シェファー(Mario Shaffer)氏が就任した。また新会社とBTは、合弁会社“バーティカルネットUK社”(VerticalNet UK Ltd.)を設立することでも同意した。

英BTの第3四半期の売上は55億8500万ポンド(約9662億500万円)で、前年同期比19%増となり、純利益は4億5300万ポンド(約783億6900万円)で、前年同期比24%減となった。1株当りの利益は7ペンス(約12円)となった。同社のイアン・バランス(Sir Iain Vallance)会長は、「英国および海外の通信市場は好調に成長しているが、同時にグローバリゼーションの加速につれて競争もより激しくなっている。今期はこの市場競争が国内の固定電話事業に影響を及ぼした」とコメントしている。

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