日本SCO(株)の2月3日の発表によると、米SCO社は2月2日(現地時間)、ウェブベースのアプリケーション管理ツール『Tarantella』の対応プラットフォームとしてLinuxを追加した。
Tarantellaは、WindowsやUNIX上で稼動するアプリケーションソフトを、ウェブブラウザー経由でリモートコントロールする機能を提供するソフト。サーバーベースのWindowsやUNIX、メインフレーム上のアプリケーションを運用する大規模な企業を対象とした『Tarantella
Enterprise II』と、小規模な部門やワークグループを対象とした『Tarantella
Express』の2製品がラインナップされている。
Linux版Tarantella Expressは、5ユーザーライセンスで745ドル(約8万円)、Linux版Tarantella
Enterprise IIは、25ユーザーをサポートするマルチサーバーパッケージで4925ドル(約53万円)。2000年第2四半期より順次出荷される。
米SCOは今回の発表に伴ない、TurboLinux、OpenLinuxおよびSuSE Linuxに対して、Tarantellaを提供していくと発表した。米SCOは、米TurboLinux社、米Caldera
Systems社、独SuSE社の3社と協力して、各社が提供するLinuxディストリビューションに対応するTarantellaを提供していく。