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ソニー、344万画素CCD搭載モデルなどデジタルカメラの新ラインナップ『サイバーショット Sシリーズ』を発表

2000年02月03日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ソニー(株)は、デジタルカメラ『サイバーショット』の新ラインナップとして、『サイバーショット Sシリーズ』3モデルを発表した。

Sシリーズは、同社独自のCCD“SuperHAD CCD”を採用したデジタルカメラで、付属のリチウムイオンバッテリー使用時で連続撮影時間2.5時間というスタミナと、高画質、コンパクトなデザインが特徴となっている。

3モデルに共通するスペックとして、光学3倍/デジタル6倍ズームを搭載。記録メディアにはメモリースティックを採用し、最大で2000枚以上の画像を記録できる。

344万画素CCDの『DSC-S70』

最上位機種の『DSC-S70』は、1/1.8型344万画素のSuperHAD CCDと、光学3倍ズーム/6倍デジタルズームを搭載したモデル。MPEG-1方式の動画撮影機能を搭載しており、TVに接続してフル画面再生が可能。F=2.8~2.9のカールツァイス製のレンズを採用している。ファインダーは、光学ファインダーと、2型のTFT液晶モニターを装備する。記録メディアはメモリースティックで、最大連続撮影枚数は2000枚。

静止画の記録画素数は、VGA(640×480ピクセル)、SXGA(1280×960ピクセル)、UXGA(1600×1200ピクセル)、3M(2048×1536ピクセル)、および写真立てやハガキサイズに適した縦横比3:2で撮影できる3:2モード(2048×1360ピクセル)。本体サイズは、幅117×奥行き64.4×70.7mm、重量は310g。3月25日発売で、価格は11万3000円。

344万画素CCDを搭載したコンパクトなデザインのデジタルカメラ『DSC-S70』344万画素CCDを搭載したコンパクトなデザインのデジタルカメラ『DSC-S70』



211万画素CCDの『DSC-S50』はUXGAにも対応

『DSC-S50』は、1/2.7型211万画素SuperHAD CCDと、光学3倍ズーム/6倍デジタルズームを搭載したモデル。ファインダーは、回転式の2型TFT EXブライト液晶モニターのみ。バックライトが従来製品と比較して2倍と見やすくなっている。モニターが縦横に回転するため、自分撮りや、自由な姿勢での撮影が可能。

記録メディアはメモリースティックで、最大連続撮影枚数は2500枚。MPEG-1動画撮影も可能。静止画の記録画素数は、UXGA(1600×1200ピクセル)、XGA(1024×768ピクセル)、VGA(640×480ピクセル)、3:2(1600×1072ピクセル)。本体サイズは、幅113.1×奥行き68.8×67.8mm、重量は280g。4月15日発売で、価格は8万8000円。

『DSC-S50』『DSC-S50』



メモリースティックで最大3000枚撮影可能な『DSC-S30』

『DSC-S30』は、1/2.7型130万画素SuperHAD CCDと、光学3倍ズーム/6倍デジタルズームを搭載したモデル。回転式の2型TFT EXブライト液晶モニターを装備する。

記録画素数は、SXGA(1280×960ピクセル)、XGA(1024×768ピクセル)、VGA(640×480ピクセル)、3:2(1280×848ピクセル)、1.6メガピクセルモード(1472×1104ピクセル)。記録メディアはメモリースティックで、最大連続撮影枚数は3000枚。本体サイズは、幅113.1×奥行き68.8×67.8mm、重量は280g。4月25日発売で、6万3000円。

『DSC-S30』『DSC-S30』



SuperHAD CCDは、画素上に存在するマイクロレンズ間の無効領域が最小になるように、マイクロレンズの形状を最適化したもの。入射光のロスが小さくなり、従来機に比べノイズが低減し感度も向上したという。

また、A/Dコンバーターを従来の10bitから12bit化し、ダイナミックレンジと色階調がそれぞれ2倍、画像情報量が4倍になった。ダイナミックレンジが2倍になったことで画像の白トビや黒つぶれが減り、色階調が大きくなることで微妙なグラデーションを再現可能になったという。

同社独自のデジタル信号処理技術“SRC(Super Resolution Converter)”により、ノイズをカットしながら画像補完を行なえる。撮影後に画像サイズを変更したり、再生時に最大5倍までズームしたりすることも可能で、その際も高画質を保てるという。ズームした画像を切り出して新規ファイルとして保存できるトリミング機能も搭載する。

静止画圧縮方式は、JPEGフォーマットのほか、非圧縮RGB-TIFFフォーマットに対応。さらに文字データを記録しやすいようGIFフォーマット(白黒)で画像を記録できる“テキストモード”も用意されている。

記録時に日付と時刻を画像右下部に写し込める機能や、縦方向で撮影した画像を自動的に回転してLCDで再生できる“縦横センサー”を搭載する。フラッシュモードは、“オート”、“強制発光”、“発光禁止”のほか、被写体の瞳孔を収縮させ赤目を軽減できる“赤目軽減”モードが用意されている。撮影時に、5段階でのシャープネス設定が可能なほか、最大8秒のスローシャッター機能も搭載している。

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