2日から千葉県・幕張メッセで開催中の“NET&COM21”では、ADSL製品や携帯電話を利用するサービス、デスクトップ向け光ファイバー製品など、よりエンドユーザーに近い製品やサービスの展示が目を惹いた。
ネットワークサービス主体のショーのはずだが、一番のにぎわいを見せていたのはエヌ・ティ・ティ移動体通信網(株)(NTTドコモ)ブース。特に実際に携帯電話端末やメール端末が操作できる展示に人気が集まっていた。また、NTTドコモ以外のブースで、iモードをインフラとして利用するサービスや製品の展示も多かった。
そのほか、NTTが常時接続やADSLモデムでの試験接続サービスを開始したこともあってか、ケーブルモデムやADSLモデムが展示されているところでは、説明員に熱心に質問する来場者が見られた。
NTTドコモのブース。デモが始まると、とたんに黒山の人だかり |
NTTドコモブースで展示されていた、次期iモード端末『N502i』。3月までには発表されるとのこと。右はオプションの専用キーボード |
N502iの画面アップ |
こちらは中央競馬会の馬券購入システム“PAT”に対応したPHS端末。表示にはWAP(Wireless Application Protocol)を利用している。参考出品 |
(株)ネオジャパンの『iOffice2000』の展示。iOffice2000は、iモードでのアクセスや、携帯情報端末内蔵のウェブブラウザーでのアクセスに対応した、“軽くて速い”ウェブベースのグループウェア。スケジュールやウェブベースのメール機能のほか、タイムカード機能やお弁当予約機能があるなど細かいつくり |
スリーコムジャパン(株)ブースで展示されていた、光ファイバーネットワーク用コンセント。同社では“Volition”というブランド名で、さまざまな光ファイバー製品を展開している。3年ほどでデスクトップに光ファイバーケーブルが引かれる時代になるという |
日本シスコシステムズ(株)が日本での発売を予定しているケーブルモデム『uBR924』。この展示を行なっていた(株)タイタス・コミュニケーションズでは、ケーブルを使った常時接続のインターネットサービスを関東を中心に展開していくとしている。IPベースにとどまらない、多様なサービスが提供可能という |
xDSL製品を扱うソネット(株)が展示していた、10Mbps対応のADSLモデム。米Aware社の製品で、現時点で世界最高速であるという |