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ソニー、'99年度第3四半期は約1600億円の黒字--ゲーム、音楽、映画分野では減収減益

2000年01月27日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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ソニー(株)は26日、'99年度第3四半期(12月31日に終了した3ヵ月)および9ヵ月通算のグループ全体の連結業績を発表した。それによると、'99年度第3四半期の連結業績は、売上高は1兆9160億900万円、営業利益は1642憶400万円、当期純利益は936憶2800万円となっている。

'99年度第3四半期の売上高、営業利益は、それぞれ前年同期比で1.8パーセント減、10.2パーセント減となっている。これは前年同期の為替レートに比べ、米ドルで14.7パーセント、ユーロで30.1パーセントの円高になったため、円換算後の業績が低下したとしている。

同社は業績について、エレクトロニクス分野ではデジタルAV機器を中心に現地通貨でみて好調で、増収増益になったという。しかし、ゲーム、音楽、映画の分野では減収減益となっている。

'99年度9ヵ月通算では、売上高5兆309憶6100万円、営業利益2766億600万円、当期純利益1585億7000万円。

'99年度の連結業績予想については、'99年4月の予想に比べ営業利益は若干減少する見込みだが、税引き前利益、当期純利益は若干増加の見込みという。これは、為替変動による要因や、LCD、半導体の供給の不安定さにより一部製品の販売機会を損ねたものの、パソコンやデジタルAV機器の売上が好調であることなどを挙げている。

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