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宇宙通信、衛星を利用したマルチキャストサービス“HitPops”を発表

2000年01月27日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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宇宙通信(株)は24日、CATVインターネット向けに、ストリーム系のコンテンツを衛星によりマルチキャストするサービス“HitPops(ヒットポップス)”を発表した。同サービスを利用して、日本時間で2月16日午前10時に予定されているスーパーバード4号機の打ち上げを公開する予定という。

同社は、通信衛星のスーパーバードを打ち上げ、それを利用したサービスなどを提供している。

衛星マルチキャストには、同社が提供している衛星データ通信システム“DirecPC”を使用する。インターネットの地上回線網を避け、衛星からCATVへバイパスすることにより、約1Mbps程度のスピードでマルチキャストが可能だという。同サービスの開始は6月の予定で、2月より公開試験配信を行なうとしている。

同サービスで配信されるコンテンツは、ストリーム系のコンテンツ、例えば映画、音楽、スポーツ、ゲームやイベント中継など。人気のウェブサイトやニュースグループ、ゲームソフトなどの配信も検討しているという。日本時間で2月16日午前10時に予定されているスーパーバード4号機の打ち上げ*を同サービスで公開の予定。

*打ち上げはフランス領ギアナのギアナ宇宙センターから、現地時間2月15日午後10時5分に行われる予定

現時点で公開試験配信へ参加を表明しているのは次の企業。(株)東北新社、東宝(株)、(株)キッズステーション、(株)南東京ケーブルテレビ、(株)西三河ニューテレビ放送、津ケーブルテレビ(株)、(社)日本農村情報システム協会。このほか、アップルコンピュータ(株)が技術協力にあたるという。

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