(株)東芝は18日、家庭向けA4ノートパソコン『DynaBook 2650 C46/2CA』を発表した。2月1日発売で、価格はオープン。10月に発表された『DynaBook
2650 C46/4CA』の後継機種にあたり、引き続きCPUにMobile Intel Celeron-466MHzを採用するが、ディスプレーのサイズが14.1インチから12.1インチになるなど全体のスペックが抑えられ、そのぶん求めやすい価格になった。予想実売価格は、『4CA』発売当時よりも6万円安い、26万円前後。
『DynaBook 2650』。同社パソコンの春商戦モデルとしていちはやく市場投入される |
。焼却時にダイオキシンが発生しない環境調和型多層プリント基盤を採用している
そのほかの『DynaBook 2650』の基本スペックは、CPUにMobile Intel
Celeron-466MHzを採用するほか、メモリーが64MB SDRAM(最大192MB)で、HDDが8GB()という構成になっている。グラフィックスシステムは、米Trident
Microsystems社で、VRAMは2.5MB。ディスプレーは、12.1インチTFTカラー液晶(800×600ドット、1677万色表示)を採用する。
内蔵する56kbps(V.90、K56flex対応)モデムは、日本、アメリカ、カナダの3ヵ国で使用可能なもので、上記の3ヵ国で同じように保守が受けられるILW(International
Limited Warranty)の適用とあわせて、世界で使用できるとしている。外部記憶装置として、FDDとCD-ROMドライブ(最大24倍速)をそれぞれ搭載する。インターフェースはシリアル×1、パラレル×1、外部CRT×1、USB×1。キーボード奥に、内部の空洞を共鳴管として利用するバスレフ方式のステレオスピーカーを搭載する。スピーカー開口部は、サイドに回り込んだ構造になっている。
キーピッチは19mmで、キーストロークは2.7mm。『DynaBook 2650 C46/4CA』でも採用されたスクロールボタン2つ付きの新型ポインティングデバイス“アキュポイントII”を採用し、キーボード中央にカーソル移動用ボタンを、キーボード手前には上下のスクロールボタンと、マウスの左右クリックボタンにあたるコントロールボタンを備える。そのほか、スクロール付きのPS/2マウスを同梱する。
そのほか、インターネットボタン/メールボタンをキーボード上に搭載し、ボタン1つで本体電源の起動からウェブブラウザー/メールソフトの立ち上げまでを自動的に行なう。本体ディスプレー側よりもキーボード側のほうがやや大きく設計されており、ディスプレーを閉じた場合にはみ出る部分にCD操作ボタンを搭載。本体を閉じたままで、CD-ROM装置の電源ON/OFF、再生、先送り、停止といった操作が行なえる。
本体サイズは幅316×奥行き262.5×高さ48.9mm、重さは約3.17kg。電源はリチウムイオンバッテリーパックで、約3.0時間駆動する。
プレインストールされるOSは、Windows 98 Second Edition。ソフトに関しては、『Microsoft
Office 2000 Personal』をプレインストールし、路線検索ソフト『駅すぱあと』、辞典ソフトの『Microsoft
Shogakukan Bookshelf Basic』、音声入力ソフト『東芝音声システム』、メールソフトの『PostPet
Ver2.0』などが付属する。