日本ヒューレット・パッカード(株)は、マイクロソフト(株)のWindows
NTベースのシステムをサポートする“MSO(Microsft Service Operation)事業部”が、2000年1月5日から本格的な営業活動を開始すると発表した。今後の普及が見込まれるNTベースのシステムに、UNIXシステムと同レベルのサポートを提供するのが狙い。
MSO事業部はヒューレット・パッカードグループ共通の組織で、日本ヒューレット・パッカードは'99年11月1日付け同事業部を創設。NT関連サービスの営業と技術、マーケティングの3部門で構成されている。
日本ヒューレット・パッカードではこれまで、NT関連サービスは同社の各関連部門から個別に提供していた。同事業部を創設したことで、コンサルティングからシステム設計、システムインストレーション、保守といった一貫したサービスが同一事業部から可能になるという。またマイクロソフトの販売代理店として、企業向けにライセンス販売も行なっていく。
サービス商品としては、標準的な中規模システムを対象としたコンサルティング“Quick
Start”シリーズ、基幹業務システムをサポートする“クリティカル・システム・サポート
for Windows NT”、技術者が訪問して顧客の環境に合わせたサービスを提供する“パーソナライズド・システム・サポート”などが用意されている。
同社では、「UNIXで培った基幹業務システムの構築と運用ノウハウを、費用対効果に優れたWindows
NTで活用でき、ユーザーは安心してシステムの移行や構築、運用ができる」としている。