(株)ピーエフユー(PFU)は10月28日、“Paper to Web”コンセプトに基づいたスキャンソフトやサーバーソフト、イメージスキャナーで構成されるシステム『Pragma』(プラグマ)の機能強化版を11月末から順次提供すると発表した。“Paper
to Web”は、紙情報をスキャナーを利用して直接ウェブデータに変換し、イントラネット上で情報共有を行なうというコンセプト。
今回発表した製品は、サーバーソフトの『サーバソフトウエア
Pragma WebFiler』、Pragmaのクライアントソフトが付属するA4対応のカラースキャナー『小型高性能カラースキャナ
PD-PGM50S』、それをフラットベッド対応にした『小型高性能カラースキャナ
PD-PGM70S』の3製品。
Pragma WebFilerは、サーバー内のフォルダーやファイルの一覧をウェブページとして自動作成し、登録されているファイルをウェブブラウザーで閲覧できるようにするもの。ファイルの内容を表示したり、移動や削除などのファイル操作が行なえるほか、電子メールや添付ファイルの登録なども行なえる。価格は9万8000円。
PD-PGM50Sは、A4の原稿を毎分15枚(モノクロ200dpi)で読み取れるカラースキャナー。クライアントソフトを利用することで、取り込んだイメージのFTPサーバーへの登録だけでなく、電子メールへの添付なども行なえる。価格は12万円。
PD-PGM70Sは、書籍や雑誌などの読み取りのためにフラットベッド機能を追加したもの。24万円。
同社では、今後3年間で1万セットの販売目標を立てている。なお、同社のホームページからは、Pragma
WebFiler 90日間お試し版をダウンロードできる。
奥がPD-PGM50Sで、手前がPD-PGM70S。“Pragma”は、英語の“Pragmatical(実践的な)”という単語からとったという |