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東芝、企業向けA4オールインワンノート『Satellite 4240』を発表--企業向けデスクトップの『EQUIUM』シリーズも一新

1999年10月26日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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(株)東芝は、同社の企業向けノートパソコンに新モデルを投入した。今回発表されたのは、A4サイズのオールインワンノート『DynaBook Satellite 4240』シリーズ6モデル。発売は11月5日の予定。価格は50万8000円からとなっている。また、企業向けパソコンの『EQUIUM』シリーズのラインアップを一新し、モデルを『EQUIUM 9000』『同 5500』『同 5000』の3モデルに集約した。

企業向けA4ノート『DynaBook Satellite 4240』

『DynaBook Satellite 4240』は、全モデルにおいてCPUにモバイルPentium II-500MHzを搭載しており、企業向けのフラッグシップモデルという位置付けがされている。ハードウェアのスペックは全モデルで共通しており、搭載するOSの種類、およびオフィススイートの有無で6モデルに分かれている。

『DynaBook Satellite 4240』
『DynaBook Satellite 4240』



共通となるスペックは、HDDが12GB、メモリーが64MBのSDRAM(PC100対応、最大320MB)、24倍速のCD-ROMドライブとなっている。ディスプレーは14.1インチのTFTカラー液晶(最大1024×768ドット、6万5536色)を搭載。グラフィックにはTrydent社製の『Cyber9525DVD』(VRAM2.5MB)を採用し、標準でDVDビデオの再生が可能となっている。

LANインターフェースとしては100BASE-TX/10BASE-Tのポートを標準で搭載。なお、モデムは搭載しない。また、PCカードスロットを2基装備する(TypeII×2、TypeIII×1)ほか、USBポートを1基装備する。

外見上の特徴としては、新型ポインティングデバイスの“アキュポイントII”を装備した。クリックボタンの上側に用意された2つのスクロールボタンを利用して、ウインドーをスクロールさせることができる。また、コピー/切り取り/貼り付けなどの機能を割り当てるように設定することも可能だ。

Satellite 4240では、企業向けにセキュリティー管理ツールの充実も図られている。ファイル暗号化/復号化ツールの『ARCACLAVIS CIPHER Personal』をプレインストールするほか、BIOSレベルでユーザーパスワードやスーパーバイザーパスワードを設定することができる。また、PCカードロックとセキュリティーロック・スロットを搭載し、周辺機器のセキュリティーにも対応している。

ARCACLAVIS CIPHER Personalは、ファイルやフォルダをドラッグ・アンド・ドロップ操作で暗号化するツール。1MBのファイルを1秒以内で暗号化する速度を備えるほか、暗号化ファイルをダブルクリックで即座に復号し、実行する機能も備えている。

ネットワーク周りに関しては、LANインターフェースを標準搭載するほか、ネットワークの統括管理を行なうツールの『Wired for Management Ver1.1』を搭載している。このほか、TCO削減ツールの『Intel LANDesk Client Manager Ver3.3J』も標準で搭載されている。

OSは、Windows 95/98 Second Edition/NT Workstation 4.0 Service Pack5のいずれかを選択可能。また、プレインストールされるオフィススイートソフトとして、『Microsoft Office 2000 Personal』を選択することができる。

発売は、全モデルとも11月5日。価格は以下の表のとおり。



モデル名


OS


Office


価格


P50/4L5


95


×


50万8000円


P50/4L8


98


×


50万8000円


P50/4L4


NT4.0


×


52万8000円


P50/4L5 APL


95




52万8000円


P50/4L8 APL


98




52万8000円


P50/4L4 APL


NT4.0




54万8000円


※APLはアプリケーションの略

企業向けデスクトップ『EQUIUM』シリーズ

企業向けのデスクトップシリーズである『EQUIUM』シリーズは、今回そのラインナップを一新した。今回発表されたのは、普及/エントリーモデルの『EQUIUM 5000』、普及モデルの『同 5500』、高機能モデル『同 9000』の3モデル。

特徴として、全モデルにデジタル液晶ディスプレーに対応したDFPコネクターを標準で装備している。また、企業内ネットワークへの対応として、管理ツールの『Wired for Management2.0』『LANDesk Client Manager』を標準添付。インターフェースにはUSBポート2基と、LANインターフェース(100BASE-TX/10BASE-T)を標準で装備している。このほか、ファイル暗号化ソフトの『ARCACLAVIS CIPHER Personal』と『VirusCan』もプレインストールされる。

EQUIUM 5000は、CPUにPentium III-550MHz/Celeron-433MHzのいずれかを搭載した普及・エントリーモデル。チップセットとしてIntel440BX/810eを採用している。筐体にはコンパクトなデスクトップタイプを採用し、縦置きと横置きの両方に対応している。主なスペックは、メモリーに64MBのSDRAM(ECC/SPD付き、最大512MB)、13GB/8.4のHDD、24倍速のCD-ROMドライブなど。

『EQUIUM 5000』
『EQUIUM 5000』



EQUIUM 5500は、CPUにPentium III-550MHzを搭載した普及モデル。チップセットとして全機種にIntel810eを採用している。筐体はオーソドックスな横置きタイプで、PCIスロットを3基用意している。主なスペックは、メモリーに64MBのSDRAM(SPD付き、最大512MB)、13GBのHDD、40倍速のCD-ROMドライブなど。

『EQUIUM 5500』
『EQUIUM 5500』



EQUIUM 9000は、CPUにPentium III-733MHzを搭載した高機能普及モデル。チップセットとして全機種にIntel820を採用している。筐体はミニタワータイプで、拡張スロットはPCIスロットを5基用意している。主なスペックは、メモリーに72MBのRDRAM(ECC/SPD付き、最大576MB)、13GBのHDD、40倍速のCD-ROMドライブなど。

『EQUIUM 9000』
『EQUIUM 9000』



発売は、EQUIUM 5000のPentium IIIモデルが26日、Celeronモデルが11月12日。EQUIUM 5500が11月12日。EQUIUM 9000が11月19日となっている。価格は以下の表のとおり。



モデル名


CPU


OS


価格


EQUIUM 5000


P3-550


95


25万8000円~


EQUIUM 5000


P3-550


98


25万8000円~


EQUIUM 5000


P3-550


NT4.0


27万8000円~


EQUIUM 5000


Ce-443


95


18万8000円~


EQUIUM 5000


Ce-443


98


18万8000円~


EQUIUM 5000


Ce-443


NT4.0


20万8000円~


EQUIUM 5500


P3-550


95


25万8000円~


EQUIUM 5500


P3-550


98


25万8000円~


EQUIUM 5500


P3-550


NT4.0


27万8000円~


EQUIUM 9000


P3-733


95


35万8000円~


EQUIUM 9000


P3-733


98


35万8000円~


EQUIUM 9000


P3-733


NT4.0


37万8000円~


備考:P3-550=Pentium III-550MHz、Ce-443=Celeron-433MHz、P3-733=Pentium III-733MHz

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