米コーウェア社は、日本法人“コーウェア株式会社”を10月1日付けで設立したと発表した。コーウェア(株)のゼネラルマネージャーにはJan
Goodsell(ジャン・グッドセル)氏が就任した。
コーウェア社は、SOC(システム・オン・ア・チップ)開発メーカー向けに、ハードウェア/ソフトウェアの設計ツールとテクノロジーを提供している会社。
日本市場における事業戦略について、米コーウェア社COOのManuel
Correia(マニュエル・コリア)氏は、「製品の市場投入期間の短縮化、最初から正しいものを作る、再利用可能なIPデザインを実現するという3点に焦点を当てていく。テクニカル的には、顧客に最新のシステムデザインツールを提供し、SOCの課題であるハードとソフトの連携の最適化に対応していく」と説明。
「日本は、家電製品、通信、半導体の3分野すべてに強みを持っており、コーウェアにとって重要な市場。日本法人を設立することで、日本の顧客とコンタクトを取りやすくなった。今後、日本の顧客に対し、さらに役立つテクノロジーを提供できるだろう。日本の顧客とコーウェアの双方にとって利益になることと確信する」としている。
また、Goodsell氏は、「日本のSOCメーカーがいかに速く正確に製品を開発するかとうところで、コーウェアの技術が貢献できると思う。現在のコーウェアの技術やサポートを基盤とし、さらに強い組織を作ることが私の使命だと思っている」と語った。
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| Goodsell氏。日本滞在は15年以上で、その間ケイデンス(株)社長、LSIロジック(株)副社長を歴任した |
