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アドビシステムズ、ビジュアルエフェクトツールの新バージョンと、Photoshopを含むセット製品を発売

1999年10月15日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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アドビシステムズ(株)は、ビジュアルエフェクトツール『Adobe After Effects 4.1 日本語版』、および『Adobe After Effects 4.1 日本語版 ProVersion』を2000年1月下旬に発売する。



*写真は英語版パッケージ

After Effects 4.1は、カナダのSoftimage社の『Softimage』やオートデスク(株)の『3D Studio MAX』などの3Dグラフィックツールのファイルフォーマットの読み込みが可能になったほか、QuickTime 4.0の出力フォーマットをサポートする。読み込み可能なファイルの画像解像度も、旧バージョンの4000×4000ピクセルから、最大30000×30000ピクセルに拡張されている。

また、コンポジションやプロジェクトの構造をフローチャートで表示できる“フローチャートビュー”、コンポジションまたはプロジェクトとそれに関連するソースファイルをすべて1ヵ所にまとめてコピーできる“ファイルを収集”コマンドを搭載する。

さらにProVersionは、3Dプログラムの補助チャンネルを操作できる“3Dチャンネルパック”を搭載。3Dチャンネルパックには、Z軸に沿って画像を切り取れる“デプスマット”、一部に焦点を合わせて他の部分をぼやけさせる“被写界深度”、付加されたオブジェクトIDを利用して特定オブジェクトのみを操作できる“IDマット”、Z軸に沿ってフォグを追加できる“フォグ3D”、補助チャンネル情報を表示、利用できる“3Dチャンネル抽出”といった5種類のエフェクトが用意されている。

また、特定のフォルダーを常時監視し、レンダリングが必要なファイルがフォルダーに入れられるとレンダリングを開始する“監視フォルダ”機能を搭載。追加料金を支払わなくても、レンダリングエンジンを無制限にインストールできるライセンスも追加されている。

そのほか、動きに関する“モーションパック”、特殊効果の生成が可能な“エフェクトパック”、素材の合成に関する“キーイングパック”、音声エフェクトを収録する“オーディオパック”といったプラグインを搭載する。

両製品とも、Windows 98/NT4.0、Macintosh対応。価格はオープンプライスで、推定小売価格は、After Effects 4.1が11万円前後、ProVersionが25万円前後。

また同社は、After Effects 4.1と、動画編集ソフト『Adobe Premiere 5.1 日本語版』、フォトレタッチソフト『Adobe Photoshop 5.5 日本語版』、ドローソフト『Adobe Illustrator 8.0 日本語版』をセットにしたパッケージ製品『Adobe Dynamic Media Collection 日本語版』を2000年1月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、推定小売価格が約26万円。



*写真は英語版パッケージ

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